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平成30年公安調査庁資料

3月に入り、公安調査庁が毎年公開している資料「内外情勢の回顧と展望」の平成30年版がネット上で公開されました。資料そのものは1月に発刊されているようなのですが、ネット上での公開が3月ということです。

内外情勢の回顧と展望(平成30年1月)の公表について(公安調査庁)

資料の前文を一部拝借すると、

公安調査庁は,毎年1月,その前年の公共の安全に関わる我が国内外の諸情勢を「内外情勢の回顧と展望」に取りまとめて,発刊しております。ここにその平成30年版をお届けします。

当庁は,公共の安全の確保を任務としており,破壊活動防止法や無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律に基づき, オウム真理教に対する観察処分を適正かつ厳格に実施しているほか,我が国の情報コミュニティのコアメンバーとして,国際テロや周辺国情勢,国内諸団体の動向等,我が国の公共の安全に影響を及ぼし得る国内外の諸動向について情報を収集・分析し,政府の政策決定への情報貢献に努めております。

上でも書いてあるように、公安調査庁というのは「公共の安全の確保」が任務であり、ざっくり言えば「国内・国外において、日本にとって危険な組織・国を見張っているところ」と言っていいのではないでしょうか。

平成29年版については以前のブログ記事↓でネタとして使わせてもらいました。

沖縄での戦い
オウム真理教の教団施設

今回の資料の前文をさらに引用すると、

平成29年(2017年)における内外の諸情勢を見ますと,国外では,北朝鮮が各種弾道ミサイルを相次いで発射するとともに,核実験を強行したほか,欧米諸国や東南アジアにおいて,重大な国際テロ事案が続発するなど,我が国の安全保障にとって深刻かつ重大な脅威が認められます。また,中国では,習近平指導部が,第19回党大会で「強国」建設を目標に掲げ,国際的影響力を向上させる方針を示しており,我が国への影響等が注目されます。

一方,国内では,オウム真理教が依然として危険な体質を維持しつつ,組織拡大に努めているほか,過激派が様々な機会を捉えて市民層に働き掛けを行っており,警戒が必要です。さらには,重要情報の窃取等を目的としたサイバー攻撃事案が引き続き確認されるなど,我が国を取り巻く内外の情勢は,依然として厳しいと言わざるを得ません。

「危険な組織・国」の代表として、前文では北朝鮮・中国・オウム真理教が挙げられています。北朝鮮・中国は言わずもがなですが、オウム真理教についても再度警戒しておいた方がいいのかもしれません。

なんだかんだ言って私の周辺は平和であり、あまりこういうことについては気にしなくていいのかもしれません。今後も気にしなくていい生活が続くことを願います。

この機会に、今回ネット上で公表された資料の目次だけ羅列しておきます。気になるところは後で本文を読んでみようと思います。

平成29年の国外情勢

1.北朝鮮・朝鮮総聯
2.中国
3.ロシア
4.国際テロ
5.サイバー攻撃をめぐる動向
6.大量破壊兵器関連物資等をめぐる動向

平成29年の国内情勢

1.オウム真理教
2.社会的に注目を浴びた事象をめぐる諸団体の動向
3.過激派
4.共産党
5.右翼団体など

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