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2024年12月25日の日中ハイレベル協議での危険な合意事項?について外務省に質問→回答

今回は2024年12月25日の日中ハイレベル協議に関する件です。

問題点として、中国が日本のネット規制に関与すること、が合意された可能性があるということです。

この点について、外務省に質問を送りました。

この質問に対し、外務省から回答をいただきました。

【回答】
※口頭の説明を村上が要約しています
●当該文書は合意内容が書かれたものではなく、対話の内容を議事要旨のような形でまとめただけのものである。
●中国と日本それぞれで対話の内容をまとめたので、内容はそれぞれ違うが、事実でないものは含まれていないと認識している。
●問題となっている中国側が公表している7項目目については、仮訳すると下記となる。ご指摘の懸念は当たらないと承知している。

▼中国側発表(仮訳)
第七に、メディア、シンクタンク交流・協力を強化し、二国間関係において積極的な役割を発揮し、民意と世論環境の改善に注力する。双方が新メディアの交流・協力を展開することを支持し、ポジティブなエネルギーを持つ両国のインターネット創作者の相互交流を後押しする。

参考/
●日本側発表
https://mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/pageit_000001_01408.html
●中国側発表
https://fmprc.gov.cn/wjbzhd/202412/t20241225_11518469.shtml

外務省からは、心配ない、という旨の回答です。

一方、キーワード「正能量」について触れられていない点は懸念が残ります。

正能量とは【健全な意見】、負能量は【不健全な意見・デマ】と言う意味
これらはC国の政治用語で、健全・デマを判定するのは政府である

= 習近平思想に沿った正しい方向

下記の件、外務省アジア大洋州局の担当官に来てもらい、説明を受けました。
まず、昨年12月25日の「日中ハイレベル人的・文化交流対話」(日本側は岩屋毅外相とあべ俊子文科大臣、中国側は王毅外交部長と孫業礼文化旅遊部長)に関する発表文は共同声明ではなく双方が独自に発表したもの。
中国側発表文のうち、「(SNSにおいて中国に関して)肯定的な発言者を奨励する」と訳され問題になった部分は、外務省が訳すと次のようになる。
「ポジティブなエネルギーを持つ両国のインターネット創作者の相互交流を後押しする」
特に問題ないというのが外務省の判断とのことです。
とりあえず以上、外務省からの聞き取り結果を報告します。

外務省からの回答を踏まえて、さらに追加で質問をしています。この回答は後日いただけると思います。

中川先生、早速ご確認ありがとうございます。
中国側が公開している内容について、外務省へ「問題があるのではないか、訂正を求めるべきではないか」とお伝えしたところ、「仮訳を見て頂ければわかるが、合意しているという訳にはならないので問題ない」という回答でした。

改めて、中国側の公表に「共识(共識)」として公開している点が問題ではないかというご指摘について、見解を確認いたします。

今しがた、浜田聡事務所より外務省へ追加質問を送りました。(中川先生のポストコピペさせて頂きました、、)
回答が来ましたら公表します。

【質問内容】
ご回答を有識者へ共有させて頂いたところ、
「中国側の公表に「共识(共識)」として公開している点が問題ではないか」というご指摘を頂きました。

「外務省の回答内容が本来意図する日中政府間協議内容だとすれば、問題点は、チャイナ側が「共識(コンセンサス)」として公開している点であって、それに対し日本側が訂正要求を求め、また当該七項目についても誤解なきようチャイナ誤の語彙訂正を求める必要がある」
「チャイナ側のイデオロギー戦の背景を理解せずに、感情保守インフルエンサーが曲解とデマで外務省批判ならびに政治家批判、倒閣運動アジテーションにつなげてしまったので、
本来の外交上の問題点が国内政治対立に矮小化されて、うやむやにされそうなので、たいへん悲しいことです。」
「今後の日中外交ならびにチャイナ側の国際戦略に利用される重要な解釈になるので、やはりコンセンサスではなく百歩譲っても「協議をした(≒日本側は合意していないので、発表すらせず)」ですよね。
本来は、「民意改善」などという概念は協議の場にさえ上げてはならないとは思いますが。」

ともご意見を頂戴したのですが、これに対する見解を改めて伺えますでしょうか。

ちなみに、もともとこの問題提起をした中川コージさんですが、この内容が出典を明らかにせずに引用されて拡散された可能性について述べておられます。

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