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103万円の壁に言及しない国会議員は存在意義なし

今回も103万円の壁引き上げに関する話です。

103万円の壁 共産党の批判は自己矛盾?

この件について、某ブログ記事を共有します。

労働者が搾取され続けるのだからジリ貧にならないわけがないだろ(パチンコ屋の倒産を応援するブログ)

国民民主党の基礎控除引き上げの減税策への世間の評価が良さそうだと気付いたらしい
立憲民主党と公明党がこれに対抗してきました。

【立民、7.4兆円の緊急経済対策 「130万円の壁」に給付制度】

【公明 “低所得世帯に給付金” “電気ガス料金支援”首相に提言】

国民民主党に対抗して7兆円ちょっとで同規模にしてまとめてきたようですが、
立憲民主党も公明党も減税ではなく
低所得層への給付に異常に執着しています。

立民も公明も減税をして働いている人に恩恵のある政策より、
働いていない人などを中心にばらまくところに重きを置いているようです。

岸破政権が打ち出してきた「低所得層への給付」も考え方は同じです。

国民民主党の主張する103万円の壁の178万円への引き上げはしっかり根拠があります。
1995年に103万円に引き上げられてから30年間変わっていません。

財務省はこの金額の引き上げを否定し続けてきました。

1995年の全国平均の最低賃金は611円でした。

2024年10月から順次引き上げとなる最低賃金の全国平均は1,055円となります。
だいたい1.73倍に最低賃金が上がっているのです。

ですので103万円の上限を1.73倍の178万円へ引き上げようというのは
むしろ当たり前の話のはずです。

財務省は7.8兆円がー!とか言い出していますが、
財務省が不当に毟り続けてきたお金だと言ってもいいでしょう。

それに30年前から労働時間は実質半減しているわけで、
労働者が足りないというのなら
やはりこの上限を引き上げる事はやって当然の措置のはずです。

ですが財務省キャリアどもに最優先にある考えは
「増税したい。そのためには増税する理由を作り続ける必要がある」
です。

財務キャリアどもは景気回復させたくないのです。

景気上昇局面では税収弾性値3~4程度になるため、
景気が良くなれば税収も伸びる事になります。

ところが財務省は
「経済成長、景気回復では税収は伸びません。増税以外で財政健全化は絶対にできません」
という自分達が言い続けてきた嘘を正当化するために
税収弾性値1.1というデフレ不況下でのみ通用する数字を使い続けてきました。

これによって財務省は毎年のように
「税収が上振れた(予測より増えた)」
を繰り返す事になりました。

(中略)

→当初予算で組んでいた税収予測から10兆円の上振れ

財務省は
「景気が回復しても税収は伸びないの!だから税収弾性値は1.1!それに税収弾性値はいずれ必ず1に収束するの!」
という主張を続けてきました。

この主張を維持するため、財務省は税収弾性値1.1でしか税収予測を立てないのです。

ですのでアベノミクスが始まって以降、
毎年税収予測を過少に出して予算を組み、
税収が増えたら「上振れた」と言い訳をするのです。

また、元々が過少に計算している税収予測に基づいて予算を立てている事情もあって
毎年決算を行うと数兆~10兆円のオーダーで剰余金が出てきます。

ですので財務省が続けている「税収の過少計算」から考えれば十分財源はありますし、
それになによりも103万円から1.73倍の178万円に引き上げるのは
ずっと長い間財務省が国民からお金を取り過ぎていたのをやめさせるだけです。

また、労働時間を増やせる人が多少なりとも増えるのならば
それは経済にとってプラスの効果になるはずです。
ですので財務省の言う、経済に全く効果なく
一方的に8兆円近くも税収が経るだけなんてことは無いと考えられます。

むしろ103万円の壁を178万円に引き上げるのはやって当たり前、
やっていなければならなかった話でしかありません。

103万円の壁を178万円に引き上げるのはやって当たり前、
やっていなければならなかった話

というのはその通りと思います。

この話が話題になっている中、この件について国会議員が賛成・反対それぞれを述べています。

103万円の壁がバカ発見器というのは絶妙な表現と思います。

この件について全く関心を持たない国会議員は存在価値はなし、と私は考えます。

私がやるべきことは、この件に関心を持っているにもかかわらず、先の衆院選で涙をのんだ方々を少しでも国会に引き上げる手助けをすることです。

必然的に、国民民主党を応援することになるかもしれません。また、国民民主党以外でも応援すべき候補者はいるでしょう。

国会議員が財務官僚になめられていることがよく分かる。国民民主党が訴えている基礎控除103万円の壁の問題は年末決定の税制改正に間に合わせて入れ込んでしまえばいいだけの話で、与党がOKしているのだから、原稿の打ち直しで終わること。実施を年内にしろとは誰も言ってない。自民党の大敗北は10月初旬、選挙がはじまる前に明らかだったわけだから、そこで財務省内での下作業は終わらせていなければならなかった。
いや、本当は終わっているのだろう。そのくらい財務省は用意周到な役所だ。ただサボタージュしているだけなのだろう。事務次官以下を呼びつけて与党がどやしつければそれで終わる話。それができなければ安倍晋三政権以来の政治優位という遺産を石破茂氏が食い潰してしまったということに他ならない。これは恐ろしいこと。
⇨財務省としては『時間が足りず、年内には困難だ』というスタンスです。そうなると、最も早くて『来年、議論して2026年4月から』となりますが、政治の状況を考えると、それも難しいとみていて、『では、どうするか』を今まさに検討している状況です。
実施は2年後?「103万円の壁」 財務省のホンネは(テレビ朝日系(ANN))

国民民主党は「103万円の壁」を178万円に引き上げるとしているが仮に103万円から178万円に75万円収入が増えても手取りは48万円(増収額の64%)しか増えない。

所得税・住民税 → 9,300円(▲61,900円)
社会保険料   → +273,420円

減税額の4倍以上も社会保険料負担が増える。企業もほぼ同額負担が増えるため、給与を抑制する可能性もある。

社会保険料の負担軽減もセットで行うべき。
#全ての増税に反対

※40歳以上65歳未満で他に控除なしの場合
※住民税は103万円の時と変わらないと仮定

最後に、国民民主党の国会議員による話が伺える動画を紹介します。

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コメント

  1. 4-YouMe より:

    比較的フランスを例に出されるので

    JETRO パリ(2024年2月)
    フランスの個人所得税(8P)
    https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2024/2ccfb1a83f8fd3c3/report_202402.pdf
    内閣府(少々資料は古い)
    フランス 世帯単位課税(N分N乗方式)←高橋洋一さんがよく話している方法
    https://www.cao.go.jp/zei-cho/content/20151006_27zen22kai6.pdf
    財務省(2024年1⽉現在)
    主要国における給与所得者を対象とした概算控除の概要(3ヶ国しかない)
    https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/056.pdf

    購買力平価、通貨の本来の価値を鑑みると、日本の控除額は高いのか低いのか分かりませんでした。但し、個人所得税だけを見ても複雑怪奇なことだけは、どうやら間違いないようです。

  2. せふぇむ より:

    103万の壁に言及するかは、国会議員としての踏み絵だと思います。
    所属先の方針などがあっても、うまい言い方、発信ができてこそ政治家だと思います。

    文末の、落選した優秀な国会議員を応援する方針は心配です。
    浜田先生と議員のイスを争うライバルになり得るからです。
    今回の衆院選で落選された方は、来年の参院選で立候補される可能性が高いです。
    国会議員のイスの数は限られています。壮絶なイス取りゲームです。
    政治も大事ですが、選挙も大事です。

  3. 4-YouMe より:

    社保の改正が先に行われるように思えます。
    所得税控除額を引き上げは、インフレですので将来はあると思いますが、来年の選挙に利用される気がしています。今後の国政選挙で自民党が宣伝に使うのかもしれません。そのため、現在の有力野党の声を無視しているように感じてしまします。
    (令和2年には、税額計算が変わったばかりで、明らかに増税でした。税収が増えていますから税率は下げられることも可能です。補助金を何兆円も配りたいのは野党第1党です。それは蹴り飛ばして、次の選挙戦略にして議席断簡の予定かと思います。そのために、いくらかの主役は徐々にスポットライトから追い出される気がします。)

    浜田先生のおっしゃる通りで減税について具体的に「夢をもって」語り続けている議員かどうかは、とても大きなポイントです。「減税」を何度も言えば票が増えると割りきって、選挙戦略として盛り込み、政策集に載せても、並ぶ政策と全く整合性が取れない政党もあります。

    玉木雄一郎氏の件は公然の秘密でした。(私でも噂で聞いていました。そういう人なのは、様々な行動パターンのルーズさに滲み出ていますし。。。苦笑)

    減税を武器にすることもできますが、浜田先生には様々な武器があります。
    当然、減税は最重要課題ですが、代わりの利かない議員になられました。

    そして、「チーム作りをする」という言葉に、心から感嘆しました。
    正直なところ、ほとんどの国会議員には辟易していますし、地方議員の殆どは存在意義を感じられません。しかし、完璧な候補者さんではなくても、本気で働くつもりがある方なら、浜田先生のため以外の理由は全くありませんが、大いに応援し微力ながら当選の後押しをさせてもらうため、チームの末席に加わらせてください。

    所得税控除その他についての海外の例

    比較的フランスを例に出されるので JETRO パリ(2024年2月) フランスの個人所得税(8P) https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2024/2ccfb1a83f8fd3c3/report_202402.pdf
    内閣府(少々資料は古い) フランス 世帯単位課税(N分N乗方式)←高橋洋一さんがよく話している方法
    https://www.cao.go.jp/zei-cho/content/20151006_27zen22kai6.pdf
    財務省(2024年1⽉現在) 主要国における給与所得者を対象とした概算控除の概要(3ヶ国しかない)
    https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/056.pdf
    購買力平価、通貨の本来の価値を鑑みると、日本の控除額は高いのか低いのか分かりませんでした。複雑怪奇です。