イスラエルとイランの争いが話題となっています。
※両者の地球上の位置関係を把握するためのGoogleマップ↓を共有します。
2024/04/14 #G7 #イスラエル #岸田
イランはシリアにあるイラン大使館が攻撃されたことに対する報復として13日から14日にかけ、イスラエルを弾道ミサイルや無人機で大規模攻撃しました。イランがイスラエルを直接攻撃するのは初めてです。イスラエルでは14日未明、各地で空襲警報が鳴り響き、エルサレムでも迎撃に伴うとみられる爆発音がとどろきました。イスラエル軍は300以上の無人機やミサイルがイランから発射され、そのうち99パーセントをアメリカやイスラエルの防衛システムで迎撃したと明らかにしました。イラン革命防衛隊も、イスラエルへの報復攻撃を行ったことを認め、「アメリカやイスラエルからのいかなる脅威にも釣り合いの取れた対応をする」と声明で警告しました。こうした中、アメリカのバイデン大統領は13日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談しました。バイデン氏は「イスラエルの安全保障に対するアメリカの鉄壁の責務を再確認した」とする声明を発表し、14日にG7=主要7カ国の首脳が対応を協議することを明らかにしました。またアメリカから帰国した岸田総理大臣は、イランによるイスラエル攻撃について「深く懸念し、強く非難する」と述べました。
ということで、イスラエル と イランの関係が物騒なことになってきました。
この争いをどう見るのか?有識者の内藤陽介先生のご見解を紹介します。
イスラエルVSイラン~中東で紛争拡大はあるか? 東京大学イスラム学研究室出身 国際情勢アナリスト内藤陽介【救国シンクタンク】#shorts
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★皇位継承問題・中東情勢・韓国総選挙・減税 救国シンクタンク(2024年4月11日18時スタート)ライブ 倉山満 内藤陽介 渡瀬裕哉… pic.twitter.com/lIyql69gvX— チャンネルくらら~日本に近代政党を❗ (@chanelcrara) April 14, 2024
↑の2分の動画で述べられていることは、救国シンクタンクのメルマガでも述べられています。
https://kyuukoku.com/20240415/12072/
私なりの要約は以下の通りです。
・4月1日、イスラエルはシリアのイラン大使館を攻撃し、イラン革命防衛隊、ザヘディ司令官達を殺害した。
・ザヘディ司令官は、ヒズボラのイスラエルに対するテロ活動にも深く関与していたと言われており、イスラエル側としては、自国の安全のためには排除しなければならない人物。
・イラン国内の政治的な力関係としては、イラン政府(特に外務省)と革命防衛隊では革命防衛隊の方が強い発言力を持っている。
・革命防衛隊、はイラン国外で工作活動を行う機関という性質上、メンバーがその活動中に“殉職”することがあってもやむを得ないというのが、政府としての基本的な認識になっている。
・事件がイラン国内ではなく、シリアで発生したことについて、イラン政府としては想定の範囲内の出来事であり、イスラエルとの全面戦争に踏み切る意図はないと考えられる。
・だからといって、イラン政府の立場として、イスラエルによる司令官殺害を黙認することはできない。(ガス抜きが必要)
・イランとしてはイスラエルを本気で怒らせない程度に“報復攻撃”を行い、それにより、この問題については“手打ち”とするという対応が、こういう場合の定石となっている。
ということで、マスメディアによる不安をあおる論調とは一線を画して冷静な分析です。
メルマガ本文の方には当然詳しい解説がありますので、それを知りたい方や、こういった冷静な分析をするシンクタンクを支援したいという方は会員となることをお勧めします。
※私も会員です。
もちろん、これまでの例とは異なり、紛争拡大していく可能性がないわけではありませんので、今後の状況を注視していくことは重要です。
コメント
イスラエルによる司令官殺害(のような空気)を黙認することはできない。(ガス抜きが必要)
この部分は、考えが一致します。
我関せずの姿勢に見えてもカッコ悪い、少し大袈裟な八百長プロレス?です。
お金を出すだけでは評価されない、日本の悩みと似ています。
着弾する可能性のある砲弾などが向けられれば驚くはずですが、考えてみれば私たちも北半島と、たいして変わらない様子で向き合っています。直接被害は、まだないものの迎撃できていない分、マズイくらいかもしれません。