イエメンの反政府勢力フーシ派による活動が話題です。
2024/01/26
イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者は、民間商船などを狙った攻撃について「援助物資がガザのすべてのパレスチナ人に届くまで続ける」と述べました。フーシ派の指導者は25日、テレビ演説で「我々の攻撃は国際通航を脅かすものではない」としたうえで、「ガザにいるすべてのパレスチナ人に必要な援助が届くまで攻撃を続ける」と強調しました。
フーシ派は紅海を通過する民間商船などへの攻撃を繰り返していることから、アメリカ軍とイギリス軍は22日にもフーシ派のミサイル関連施設拠点などを攻撃しました。
フーシ派の指導者は「逆効果だ。決断に影響を与えることはない。我々は軍事力を継続的に開発している」と両国を牽制(けんせい)しています。
国連によると、イエメンの反政府勢力フーシ派の攻撃を受けて、スエズ運河の商船の通行量がこの2か月で40%以上減少しており、世界の貿易に関する懸念が高まっている。https://t.co/sShOK1Bp5r
— Arab News Japan (@ArabNewsjp) January 26, 2024
スエズ運河のコンテナ船通過量のグラフを見るとイエメンのフーシ派の攻撃が始まってから激減しているのがわかります
これを見る限り一番ダメージを食らっているのは通行料を取っているエジプトでしょう
イスラエルは陸路での輸入が続いていますhttps://t.co/fF5GWmgxYM— 異常者 (@onigari_ijousya) January 25, 2024
スエズ運河の通行料収益は、ざっと年60億ドル、船舶の通行はフーシ派の攻撃で4分の1になっているから、エジプトは年当たり45億ドル、6300億円程度の外貨収入を失っている。 https://t.co/eNGcNPGh2V pic.twitter.com/UYYN169ZPB
— buvery (@buvery) January 26, 2024
今回のフーシ派(テロリスト)による船舶拿捕により、スエズ運河/紅海周辺を航行する船舶の戦争保険(War Risk) additional premiumが値上がり、最悪はスエズ航行禁止に踏み切る船首筋も出てきそうで、
今後の物流停滞/物価への影響を注視です‼️ https://t.co/NndVHYxSW9— 氣侠 (@Zipangu_Nippon) November 21, 2023
紅海での商船攻撃による混乱、経済的衝撃波は広範囲に及ぶ恐れ https://t.co/SuXIUhogpf
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) January 24, 2024
紅海の危機的状況、企業利益への打撃は必至-海運企業には追い風 https://t.co/acPaO85xji
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) January 23, 2024
紅海での危機的な状況は、自動車からエネルギーまであらゆる輸送を混乱させている。高騰するコストとサプライチェーンのひっ迫が企業の決算に表れるのは時間の問題だ。
(中略)
全ての背景にあるのは2300隻以上の船舶が、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での攻撃を避けるために長時間の迂回を強いられていることだ。複数の中央銀行当局者は、この影響によるインフレ加速を警戒している。
欧州を中心に多くの企業が輸送時間の増加や運賃・保険料の上昇に直面している。今年の企業利益見通しについて、アナリストは再考せざるを得ない状況だ。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、過去3カ月で自動車メーカーの利益予想のコンセンサスは5%低下した。一方で、一部のルートでコンテナ運賃が300%も急騰したことを背景に、海運会社が勝ち組として浮上しつつある。欧州のMSCI輸送株指数はわずか2週間で7%上昇した。
(以下略)
今後、どうなるか、を考えるよりも、どうするか、が重要です。
国内で物価高が想定されるのであれば、政府がすべき重要なことのひとつは以前の記事で書きました。
再度共有しておきます。
コメント
単年度の所得税等の減税について評価をなさっているようですが、資産の多寡に関わらない一律の所得税、住民税非課税世帯等への優遇は、大きすぎるように思います。
時間が十分にあり、投票に出掛ける割合は高くとも、未来を危惧する気持ちが薄らぎ、思想や教育の偏りの影響が最も強かった世代の方々を指しております。
資産の多い高齢者世帯は、概して一定以上の年金所得があり非課税とは限らないにしても、やはり一律で良いのか疑問を持っております。
それでも、しないよりは、一歩でも前へ進めることは大切ですので、評価に悩みます。
本題の内容については、飯山氏の近著書も参考になりました。