8月21日から国民民主党の代表選挙が行われています。
この代表選挙について、とあるブログ記事を共有します。
国民民主党の代表選挙に
玉木雄一郎と前原誠司が名乗りを上げているわけですが、
簡単に争点となる主張を整理します。玉木雄一郎
・アベノミクスは(財政出動がなかったから)中途半端だった。
30年ぶりに賃上げが実現しているのは
コロナ禍で大規模な財政出動をしたことで
はじめて金融緩和とマッチして効果が出て来たから。
・金融政策は当面維持、減税も必要
・賃上げをできるような経済環境を作る
・穏健な多党制による政権交代前原誠司
・アベノミクスは失敗だ。積極財政と金融緩和の結果、名目賃金は4%しか増えず、実質賃金は-7%だ。
・金融緩和は見直すべき
・最低賃金を着実に上げる
・非自民、非共産で結集して政権交代玉木雄一郎代表のアベノミクスの評価は正しいと言っていいと思います。
アベノミクスは金融緩和と積極財政が両輪でした。
しかしながら、財務省の利権派絶対に守るマンの麻生太郎が
ひたすら財布の紐を締めつづけて積極的な財政出動が行われず、
さらには民主党政権の置き土産である二段階消費税増税もあって
失業率の改善は実現したものの、
本格的なデフレ脱却には失敗したと言っていいでしょう。一方で前原誠司の主張するアベノミクスの分析と経済政策に対する処方箋が
民主党政権と民主党を支持してたような評論家どもの主張そのものです。(中略)
さて、国民民主党の代表選挙で玉木雄一郎に対抗して出馬してきた前原誠司が
噛ませ犬であることを承知で出て来たと考えていますが、
万が一このような政策主張をあえてしているとすればさらに立派だと思います。なぜかというとこの主張は民主党の政策そのものだからです。
この代表選挙での前原誠司の立ち位置は
悪夢の民主党政権とその民主党そのものだと言っていいでしょう。民主党政権の失敗の理由はいくつもありますが、
そもそも民主党政権はかつての細川内閣と同じ
政策ではなくアンチ自民という理由で集まった低レベルな人達の集まりでした。いや、細川内閣のときも十分すぎるほどクソでしたが、
そこからマスゴミの徹底的な甘やかしによって
堕落しきって無能化がより進んだ人罪が集まったのが民主党でしたから
さらにひどいものだったと言えます。先日も書きましたが、細川連立政権でも民主党政権でも
「円高誘導」を意図的に行いました。
そうして国内産業の空洞化、雇用の破壊を進めました。
雇用が大量に失われている中でさらに規制を強め
最低賃金も引き上げていったのが民主党政権でした。普通に考えればリーマンショックという巨大なマイナスから
あとは上がるしかないはずのところで民主党不況が悪化するのは当然です。そして政権交代が目的化していたため、
政権交代で目的を達成して目的がなくなり、
民主党政権の崩壊が政権発足と同時に始まりました。そんな失敗を反省することなく、
立憲民主党にこの考え方はほぼ引き継がれています。
立民になってから公然と共産党と手を組んでいる時点でさらに劣化したと言って良いでしょう。今すぐ金融緩和をやめて利上げしろとかいう主張もしていて
この部分もさらに劣化しています。立民がさらに左翼への純化を進める中で
特亜のパシリへの純化も進んだと思います。その点で言えば前原誠司の主張はその前段である民主党で止まっていると言えます。
ですが今回の国民民主党代表選で前原誠司がこうして主張することによって
国民民主党はある意味で脱・民主党として
立憲民主党とはさらに距離を取ることができると思います。その点で前原誠司が負け戦であろうと代表選挙に出てきたことは重要だと思います。
なかなか興味深い分析だと思います。
前原誠司さんは、少年時代に京都市山科区に住んでいた自分にとっては昔からおなじみの方です。それだけ長い間、国会議員として活動をされてきた方と言えます。
今回の代表選挙での主張を見ていて、失礼ながら長年日本の足を引っ張っていた可能性を感じています。
いずれにせよ、意義のある代表選挙となることを願っています。