今回の記事は昨日の記事の続きです。
参議院法務委員会での入管法改正案の審議で質疑に立った梅村みずほ議員に対して所属政党から処分が下りました。
まずもって、この度の梅村みずほ議員による発言で深く傷ついたウィシュマ氏のご遺族・関係者の皆さまに、深くお詫びを申し上げます。…
— 音喜多 駿(日本維新の会 政調会長・参議院議員) (@otokita) May 18, 2023
「ハンガーストライキによる体調不良でお亡くなりになったかもしれない」の発言が問題視されているようです。しかし、他党で、恐縮ですが私の方から意見を2点申し上げます。
・梅村みずほ議員が指摘している、支援者団体が問題を起こした可能性の議論は非常に重要。
・梅村みずほ議員が(断言ではなく)可能性について言及をしたことでの処分とすれば、行き過ぎでは?
参考資料を紹介します。
令和3年8月10日 出入国在留管理庁 名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する調査報告について
調査報告書の86ページを抜粋します。
支援者S1氏や,その妻で本件申請で保証人となる旨申し出ていたS3氏については,それ以前にS1氏やS3氏が保証人となった被仮放免者が逃亡する事案が少なからず生じており,名古屋局幹部は,それを認識していた。そのため,S3氏を保証人として仮放免をした場合に,A氏の逃亡を防止して出頭を確保することができるかについて疑義を有しており,仮放免された後のA氏の生活費や医療費の支弁にも懸念を有していた。
特定の支援者による逃亡という問題は少なくともあるようには思えます。
本日の参議院法務委員会では、梅村みずほ議員は、支援者の問題が衆議院では議論されていないのではないか、という旨を発言されていましたが、その指摘は正しいと考えます。
https://twitter.com/satoshi_hamada/status/1658899865177575424?s=20
https://twitter.com/satoshi_hamada/status/1659175859646009346?s=20
今後の入管法改正案の審議や梅村みずほ議員の処遇などについて注視していきます。