今国会の3月から4月にかけて散々議論となったいわゆる小西文書問題というのがありました。主に立憲民主党の議員が高市早苗大臣を追及しておりました。しかし、現在はその追及はなされていないように思われます。
早くも4月末。3月3日以降、4月の2週目までは、衆参両院でいわゆる「小西文書」に関するご質問が続きました。政務案件は自分で答弁書を作成しなくてはならず、睡眠不足で風邪引いたのがキツかった。鈍感力(欠点でもあります)のお陰で精神的負担は殆どゼロでしたが…。
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) April 30, 2023
【「小西文書」問題は終わっていない!】
国会であれだけ大騒ぎした「小西文書」問題。小西、杉尾秀哉両議員ら立憲民主党に乗っかり高市大臣バッシングに終始したメディア。超偏向報道の垂れ流しは今も放置されたまま。小西議員もだんまり。「小西文書」問題は終わっていない!https://t.co/fwkhnpZKgh pic.twitter.com/9ZaiqtAMLh— 月刊『Hanada』編集部 (@HANADA_asuka) May 4, 2023
私も国会で取り上げさせていただきました。以下の動画はいずれも数10万回再生されており、世間の注目の高さがうかがえます。
結局、この小西文書問題は現状動きがあまりないわけで、このままだと3月から4月の国会での議論がほぼ時間の無駄になってしまうわけです。
私が度々参考にさせていただいている茶漬けさんのブログ記事に、小西文書問題についての意見が書かれていましたので、ここで共有します。接戦の末に自民党が勝利した先日の参議院大分選挙区の補欠選挙ですが、やり方によっては立憲民主党が勝利できた方法など興味深いと思いました。
ブログを更新しました。
憲法について嘘を並べて議論を否定するのはおかしい https://t.co/yaQjDnFhvM
— 茶請け (@ttensan2nd) May 4, 2023
うやむやなままマスゴミがスルーしていますが、彼が起こした小西文書事件はかなり悪質な事件だと言っていいでしょう。
なにせ誰がいつ作成したかわからない3枚とおまけに後から差し込まれた事が確認されている1枚。
この4枚だけが高市大臣が関係するものであり、他の74枚とは明らかに内容、傾向の異なるものでした。
本当ならば大分県選挙区の補欠選挙で自民党から出馬するはずだった礒崎陽輔を狙い撃ちにして大分県選挙区の補欠選挙直前に出せばその9割は礒崎陽輔補佐官(当時)に関係する内容でしたから、内容に違法性は何一つなかったとしても立憲民主党が確実に有利に運べたでしょう。
ところが小西洋之はこれで安倍晋三(故人)を誹謗中傷しながら高市早苗大臣の首を取る事に利用しようと3月2日にわざわざ
【「高市早苗総務大臣(当時)が放送法の解釈を捻じ曲げた疑惑を証明する内部文書」】
と銘打って会見を行っています。
78枚におよぶ小西文書はそのほとんどが礒崎陽輔補佐官(当時)のものであり、高市大臣に関係しているものはたった4枚しかありません。
しかもその4枚のうち3枚は明らかにフォーマットが違い、内容も盗聴等していなければありえない内容の上に、当時のスケジュールからもあり得ないものであることから、総務省もこの3枚については作成者、作成日時等すべて不明ということにしました。
また、高市大臣がレクを受けた云々という1枚についてはすでに質問通告の段階で高市大臣が総務省に裏取りをしていて「後から差し込まれたもの」であることを確認していました。
これで関係者が責任を取る事を回避したい総務省は上司によって文書が書き換えられている事を認めながらも「内容については確認が取れていない」という最終報告を出して逃げました。
小西文書は自称、繰り返しますが自称しているだけですが自称憲法学者の小西洋之議員(立憲民主党・千葉県選挙区)が違法の証拠と断言しましたがどこをどう読んでも違法行為の証拠にはなっていません。
しかも、高市大臣について書かれた4枚については内容がまさしく捏造だったわけで元々、違法の証拠にならなかった上に捏造ということで二重に証拠にならない代物でした。
ですから、やるとすれば礒崎陽輔氏が大分県選挙区の補欠選挙の候補者に決まったその直前に使って立憲民主党を有利にするためだけに使うべきで、選挙後のどさくさに紛れて小西文書の話がフェードアウトしたら、小西文書のことは忘れたかのように知らんぷりして逃げれば良かったのです。
ところが小西洋之は高市の首を取るために使おうとして3月頭に出して記者会見を開いて高市攻撃の道具にしました。
その結果が高市大臣の首を取れないどころか、自民は補選の候補者を白坂亜紀に決定。
小西文書について総務大臣が「内容を精査する」と説明すると、「内容を精査するな」と言い出すなど、小西洋之自身が内容を精査されたら不味いということを理解していると思われる言動を取り、必死に話をすり替えようとしていたことを考えると、高市大臣が「内容が捏造」と指摘した4枚に小西洋之自身が関わっている可能性までも疑わないといけないような話だと言えます。
結局、小西文書について高市大臣が「後から差し込まれたものだ」と暴露し、さらには小西洋之自身のサル蛮族発言問題もあり、小西文書で高市の首を取りつつ補欠選挙も立民が勝利するという予定が大失敗。
野党側の質問時間の大半を持って行っている立憲民主党が、小西文書を使って高市大臣攻撃に1ヶ月も無駄遣いしたことで、参議院ではろくな政策審議もなく政府予算案が成立し、むしろ岸田総理にとってはこれ以上ない楽な形での予算審議となりました。
高市大臣は小西文書という違法行為の証拠にならない難癖攻撃を堂々と受けて耐え続け、予算が成立したら
「差し込まれたものだった」
と事前に裏を取っていた事実を暴露することで立憲民主党は小西文書で仕掛けることが全くできなくなりました。立民は攻め手を失ったどころか、これ以上やろうものなら誰が捏造したのかのお話になるぞと一喝された形です。
そりゃ黙るしかなくなりますよ。そしてこうした無能すぎる立憲民主党のいつものやり口は有権者に呆れられ立憲民主党の支持率をさらに下げる結果にしかなりませんでした。
このまま小西文書問題が進展なしとするとこれまでの国会審議が無駄になるので、私としては引き続き参議院総務委員会などでこの問題を扱っていきたいところです。
具体的に取り上げるべき点などご意見あればコメントいただけますと幸いです。
コメント
行政の文書を直接アクセスできる権限を持っているのは誰か?
権限を持っている人と持っていない人の線引きはあるのか?それはどこなのか?