いわゆるゼロコロナ政策を続ける中国において、政策転換がされつつあるようです。先週はこんな報道がありました。
各地でコロナ対策の規制緩和が進んでいます。中国の北京市や上海市ではきょうから、地下鉄やバスなど公共交通機関を利用する際に、PCR検査の陰性証明の提示が不要になりました。中国各地で厳しい感染対策を見直す動きが広がりつつありますが、オフィスや商業施設に入るには、引き続き48時間以内の陰性証明が必要ということです。
私は中国在住の知り合いがおり、その方のSNSコメント等で中国でのゼロコロナ政策で行動制限がかかり色々と苦労をしている話を聞いておりました。ようやく中国もその政策を転換するようです。
物事は単純ではないことを承知の上で申し上げるならば、中国のゼロコロナ政策、成功か失敗かの二択であれば、失敗でしょう。
なぜ、中国がこのゼロコロナ政策を続けたのか、については中国の政治に詳しい中川コージさんもその理由を説明するのが難しいそうです。
これまで北京中央の、
対米戦略、対台湾政策、対香港動乱対応、対日本外交、対ウ露対応、食糧安保、新エネ産業振興など、その都度それなりの確度でエミュレーションしてきた(結果的にもまぁまぁ的確に)僕ですが、現在のゼロコロナ継続評価は極めて困難です。
オシントの限界を感じる一件なのですよぬ。— 中川コージ/ Dr.NAKAGAWA (@kozijp) November 27, 2022
ひとまずは、このような見解↓に落ち着いたようです。
チャイナのゼロコロナ緩和が一気にやってきて、このまま緩和が続くならば…、
結果的には今回の転換タイミングを鑑みれば、農村部医療リソース圧迫への保守的配慮、かつ李強&蔡奇の政治失点回避の人事引き上げのためだった、という主に二点の複合要因だったんだろうという気配。(あくまでも現時点では)— 中川コージ/ Dr.NAKAGAWA (@kozijp) December 7, 2022
それはさておき、今回の政策転換によって、今後の中国経済が回復することを予想します。
軍事力は経済力、ということを考えれば、日本にとっての中国の軍事的な脅威は高まる可能性があるので要注意です。
コメント
中国のこともコロナのことも詳しくない僕にとっても
難しいですね^^