今回の記事は前回の続きになります。
先般の参議院選挙でNHK党の公約を私が作成したわけですが、その中で医療政策をご評価いただく記事がケアネットさんに掲載されているのを偶然知りました。
https://twitter.com/satoshi_hamada/status/1547891277915533320?s=20&t=jshIPw5-vqGNNCMQ2q0nyQ
ケアネットは、医療者(特に医師)にとって医学情報をキャッチアップするのに便利な(主に映像)コンテンツを提供している会社です。私は研修医時代にこの会社が作っている医学教育DVDで勉強をしていました。
放射線科医となった現在でも、ケアネットのサイトに掲載されている数多くの医療情報を可能な範囲でチェックしています。
冒頭で紹介した記事に関して、執筆者に謝辞を送ったところ、その後、その執筆者である医療ジャーナリストの方からインタビューを受け、その内容がさらに記事になったという次第です。前編後編に分かれており、今回は後編です。その記事はこちら↓。※全文を読むには会員登録が必要かもしれません。
第122回 「ブラックな職場環境を変えるのも医師の社会的責任」-NHK党・浜田氏に聞く(後編)公開日:2022/08/19
ここでは、記事から一部のみ転載します。
ちなみに浜田さんは議員になる前の医師専業時代、医師の労働環境をどのように見ていましたか?
私の場合は放射線科医ですが、画像読影を行う放射線科医の数には限界があるため、多くの放射線科医が過重労働に近い読影環境に置かれていたとの印象があります。また、周囲の他診療科でも過重労働の環境にある医師を目にしてきました。
しかし、時に「私はこんな過酷な労働条件で働いています」という感じの自虐とも自慢ともとれるアピールをする医師がいますが、私はそうしたスタンスには疑問を持ちます。専門職の職能を存分に発揮するためには過酷な職場環境は積極的に変えていこうとするのが専門職の社会的責任の一つではないと思うからです。
「そうは言っても、なかなか難しい」というご意見もあるでしょう。しかし、少し考えてみればわかるように、医師は一定の独自裁量を持ち、身分保障もある専門職です。おごった言い方に聞こえるかもしれませんが、仕事そのものを完全に失うリスクは他職種に比べ明らかに低いのです。ならば、ブラックな環境を積極的に変えていく、それが叶わないならば自分からそこを去るという決断も可能だと思っています。
政界を動かして問題解決を図るのも重要ですが、個々の医師が行動(ここではブラック職場を去るなど)することで解決すべき問題もそれなりにあると考えています。
※ブラック職場を去ることでブラック職場をなくす、というのは医療界に限った話ではありません。
記事に関する読者の反応を探っていきたいと思います。