以前、医療現場の最前線で新型コロナウイルス感染症の対応をされている内科医と思われる方がTwitter上で大変興味深いツイートをされていました。新型コロナウイルス感染症に関する4択のクイズです。(医療関係者にとって)基礎知識の確認に良いと思いましたので、以前の記事で紹介していました。
が、このクイズのアカウントが鍵アカウントになってしまい、見ることができなくなってしまいました。その後、別の公開アカウントで同じ問題が公開されました。順次、改めて紹介していきます。
今回は6問目~10問目を紹介します。
どの選択肢がどれだけ選択されたのかが既に出ていますが、気にせず皆様も答えを考えてみると面白いと思います。
※最多の選択肢が解答とは限りません。
まずは6問目。
【過去問6】
コロナワクチンについて、従来の武漢型と欧米型、イギリス変異株、ブラジル変異株、南アフリカ変異株、インド変異株にも有効性があるワクチンは下記の中のどれか。a)アンジェス(日本)
b)スプートニクV(ロシア)
c)アストラゼネカ(イギリス)
d)ファイザー/ビオンテック(米独)— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 4, 2021
なお、DNAワクチンであるアンジェス(日本)については、まだ開発途中なので・・・・😅
この世にブツはまだ存在しません。— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 7, 2021
ロシアのスプートニクVはそれなりに有効性が認められている感じですね。
スプートニクV、当初は不安視されていましたけど予想に反して高い有効性が報告され、学術雑誌にもちゃんとデータが出ているので、比較的良いワクチンだと思われます。ですが審査過程できちんと透明性が確保されてい…
続きは質問箱へ #Peing #質問箱 https://t.co/hUKHwbM1P3
— 新型コロナウイルス_ワクチン情報 (@VaccineWatch) March 26, 2021
アンジェスのワクチン開発、果たして実現するのかどうか?
今後に期待していきたいと思います。
7問目。
【問題7解答】正解:d
問題4と解説がかぶるのでそちらもご覧ください。コロナワクチン接種ができないのはポリエチレングリコール(PEG)を含む保湿化粧水でアナフィラキシーになった人です。
a)を選んでいる人が多いですが、造影剤アナフィラキシーの人は接種注意になりますが禁忌にはなりません。— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 7, 2021
8問目。
【問題8解答】正解:b
基本中の基本です。職場等で陽性者が発生した時のためにきちんと理解しておきましょう。※ちなみにaは1年前2020年4月に改訂前の古い濃厚接触者の定義となります。
— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 7, 2021
9問目。
【過去問9】
コロナウイルス用のmRNAワクチンはa)人の体内でコロナウイルスを増殖させて、抗体を作らせる。
b)人の体内でコロナウイルスの表面のトゲトゲ(Sタンパク=スパイクタンパク)だけを作り、抗体を作らせる。
c)人のDNAを書き換える。
d)人の体内でHIVウイルスを作る。— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 4, 2021
a)ウイルス全体を増殖させることなんか5000%ありません!!!!💢
c)人間のDNAを書き換えることなんかできません💢💢
d)どこからHIVが沸いてきよるねん!💢💢💢このようなツイートを見た場合は全てデマです!
下記の図はフォロワーさんに作っていただいた図です。ありがとうございます。 pic.twitter.com/lhRc18KpQ9— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 7, 2021
10問目。
【過去問10】
COVID19の重症化には強い男女差があると言われている。
日本国内のデータだと大体どれぐらいの差があるか。a)男性の方が女性より1.5-2倍重症化しやすい
b)女性の方が男性より1.5-2倍重症化しやすい
c)男性の方が女性より3-4倍重症化しやすい
d)女性の方が男性より3-4倍重症化しやすい— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 4, 2021
こちらの図は、同じく日本の2020年2月〜2021年6月までの16ヶ月余りに、日本国内での人工呼吸器装着となった新型コロナ患者の性別とその転帰です。
こちらも男女差が3倍ほどありますね。
これらのデータはECMO netにありますので、ぜひ時々チェックしてみてください。https://t.co/KFWqTH7rcM pic.twitter.com/ahtBgyYQgq— Dr.丼のCOVID問題集 (@sguardo_bot) June 7, 2021
今後も引き続き、問題と解答を紹介していきます。
ところで、今後のNHK党の選挙方針である「諸派党構想」に関する書籍が発売予定となりました。NHK党をよく取材いただいているライターさん(立花孝志かく闘えり、のライターさん)が書かれたものです。もしよければ書店や図書館などで手に取ってみてください。