先日、国勢調査の速報が公表されました。
人口1億2622万7千人、前回比0・7%減 総務省公表 産経新聞 2021/6/25
総務省は25日、令和2年国勢調査(速報値)を公表した。昨年10月1日時点の人口は前回の平成27年調査に比べ86万8千人(0・7%)減の1億2622万7千人で、2回連続の減少となった。(以下略)
日本の人口減少については以前から指摘されていますが、今回の調査結果で改めて確認していきたいと思います。
結果の概要を紹介していきます。
Ⅰ 全国の人口
Ⅱ 都道府県の人口
Ⅲ 市町村の人口
Ⅳ 世帯
概要は上記の4つに分かれており、前回は Ⅰ 全国の人口 の部分を紹介しました。
今回は Ⅱ 都道府県の人口 の紹介です。
Ⅱ 都道府県の人口
1 東京圏(東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県)で,全国の約3割を占める
2 東京都,神奈川県,埼玉県など9都府県で人口増加,38 道府県で減少
3 人口増加が加速した都道府県が5都県,人口減少が加速した都道府県が 33道府県
4 人口密度が最も高いのは東京都で,全国平均の 18.9 倍
この中で、4 人口密度が最も高いのは東京都で,全国平均の 18.9 倍 の部分の詳細を見ていきます。
人口密度を都道府県別にみると,東京都が 6,410.4 人/km2 と最も高く,全国平均(338.4 人/km2)の 18.9 倍となっている。次いで大阪府(4,641.0 人/km2),神奈川県(3,824.5人/km2)などと続き,全国平均を上回っているのは 15 都府県となっている。
一方,人口密度が最も低いのは,北海道の 66.7 人/km2で,次いで岩手県(79.3 人/km2),秋田県(82.5 人/km2)などと続き,全国平均を下回っているのは 32 道県となっている。
都道府県別の人口密度は一応そういう傾向があるとつかんでおくのはいいのでしょうが、同一都道府県内でもその中の市区町村で人口密度に大きな違いがあります。以下の動画では各都道府県内において、人口密度が最大の市区町村と最小の市区町村が紹介されており、そこそこ興味深いです。
あと、今回とりあげた資料の中で、「(全国都道府県の中で人口が)最も少ないのは鳥取県で 55 万4千人となっている。」という記述がありましたので、教養として知っておいてもいいと思います。