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偽基地局による妨害電波、NHK偏向クルド番組、TBSオウムビデオ問題、等 参議院総務委員会 令和7年4月17日

参議院総務委員会で25分間の質問をしてきました。

通告は以下の通りです。※質問6,7は時間切れで質問できなかったので別の機会に。

1.テレビ放送の電波オークションについて
今回の改正案の一つに「特定高周波数無線局を開設することのできる者を価額競争により選定する制度の創設」がある。価格競争により選定する対象を特定高周波数(6GHzを超える周波数)に限定した理由は何か。また、国民に対して大きな影響があるテレビ放送においても価格競争により選定する、いわゆる電波オークションを導入すべきと考えるが、見解を伺う。→参考人でも政務三役でも可

2.割り当て済み周波数の免許期間満了後のオークションについて
既に割当済み周波数の免許期間満了後に再度割り当てるケースにおいて必要に応じてオークションを適用可能としておくべきだと考えるが政府の見解は如何に。→参考人でも政務三役でも可

3.偽基地局による妨害電波に関するX上での報告について
https://x.com/denpa893/status/1911006255579340910
https://x.com/denpa893/status/1911013514753548338
https://x.com/denpa893/status/1911019363857318097
https://x.com/denpa893/status/1911025286843601020
匿名アカウントでの発信であるが、短期間に100万以上のビューで反響が大きいことを考慮し、総務省に確認したい。
・質問:当該報告に関する総務省の対応を伺う。→参考人でも政務三役でも可
以下、当該Xでの発信内容まとめ
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〇偽基地局が特定のキャリア(例:ドコモ、ソフトバンクなど)の電波を妨害していると報告。特に、特定の周波数帯(Band1、Band3など)でのジャミング(妨害電波)やGSM1800の発射を観測したと述べています。
〇偽基地局を運用する車両の存在を指摘し、その電波出力の強さや冷却が必要な点など、技術的詳細にも言及。
〇キャリアの対応や総務省の監督体制に対する疑問を投げかけ、電波環境のセキュリティ問題を強調。
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※今回の質問内容を 総務省ウェブサイト 電波監視 不法無線局対策 不法無線局対策の取り組み の投稿フォームに送信済み
https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/illegal/counter/

4.JUTM制度と国際的な標準化との整合性について
2025年2月衆議院予算委員会で、国民民主党の橋本幹彦議員がJUTMについて問題提起をしている。
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121705261X00520250205&spkNum=148&current=1
〇日本無人機運行管理コンソーシアム、JUTM:無人機の社会実装に必要な施策の検討と情報発信を行っている財団。JUTMは、無人機利用者が無人移動体画像伝送システムを使用する際の利用者同士の周波数の干渉を防止するため、利用する場所や時間等の調整を行っている。防衛省・自衛隊においても、例えば、民生用の無人機を平素の訓練において使用する際、周波数の利用調整を図る必要があるため、JUTMに加入している。
〇これに関する橋本幹彦議員の問題提起:防衛省側が、ドローン訓練で使用する場所、時間、周波数帯等の情報をJUTMに提供することは、部隊の情報保全を害するものにはならないか?
上記を踏まえて、2点質問。
・4-1.JUTMは総務省の天下り先では?という指摘に対する反論があれば伺う。→参考人でも政務三役でも可
・4-2.JUTM制度は必要なのか?海外事例を調査した上で妥当な制度と言えるのか?(国際的な標準化との整合性はとれているのか?)→参考人でも政務三役でも可

5.NHK – ETV特集「川口クルド問題」(4月5日放送)について
同番組内容に関して、X上で数多くの批判がある。その代表例として、滝澤三郎氏のポストの要約を紹介する。
https://x.com/TakizawaSaburo3/status/1908721615267143920
滝澤三郎氏は元UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所代表。難民を助ける側にいた人に前提から批判されるぐらいNHKのETV特集 「フェイクとリアル 川口 クルド人 真相」の内容に問題があることは明らかである。
・5-1.滝澤三郎氏の批判に対するNHKの見解を伺う。→NHK誰でも
・5-2.滝澤三郎氏が投稿内で述べている今後あるべき指針について。改正入管法の適切な運用――とりわけ3回以上の申請者や犯罪者の送還措置の着実な執行――に関して現状報告をお願いしたい。→参考人でも政務三役でも可
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「川口クルド人問題」の実効的解決は、ヘイト条例ではなく、改正入管法の適切な運用――とりわけ3回以上の申請者や犯罪者の送還措置の着実な執行――にかかっている。
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6.報道番組の検証目的利用に特化した著作権制限規定の有無について
群馬大学教育学部教授早川由紀夫氏の指摘として、TBS報道特集が、斎藤憎し、立花憎し、の感情だけでつくった番組とある。私も同意見である。
https://x.com/HayakawaYukio/status/1908754864211161091
このTBS報道特集の番組内容がおかしいと感じ、そのおかしさを指摘したYouTube動画が削除され、そのチャンネルもBANが予定されている、という事態が起こった。当該YouTube動画内で報道特集の映像音声を引用したのが違反に該当するとのことである。もちろん、YouTubeという民間企業の方針なので、その方針は尊重する必要はあろう。一方、TBSのように公共の電波を使った放送内容に大きな問題がある場合、その問題に対抗する手段として、その映像音声の引用を可能とする法制度は必要であると考える。そこで一般論として、TBS報道特集のように 例えばTBS報道特集のような公共性の高い報道番組に関し、検証・批判・反論の目的でのYouTubeなどインターネット上での利用を著作権侵害としない規定はあるか、伺う。→参考人でも政務三役でも可
例:著作権法第41条では、時事の事件を報道する目的で著作物を利用する場合、報道の目的上正当な範囲内であれば複製や利用が認められていることを定めていると認識している。
背景説明
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元テレビ朝日報道ディレクターのおぎのきんしろう氏が自身のYouTubeチャンネルで、報道特集の悪質な印象操作を解説した動画をアップしていた。その動画はTBSによるYouTubeへの働きかけによってどうやら削除に至り、おぎのきんしろう氏のYouTubeチャンネルはBANとなる見込みとのことである。
https://www.youtube.com/live/LKJK7ZGYV-o?si=29U4RdxsEq-LDCCG ←おぎの氏解説動画
ITジャーナリストを名乗る宮脇睦氏がいきさつを解説している。

7.兵庫県 竹内元議員の自殺の原因が立花孝志にあるとの報道について
WHOのガイドラインによると、自殺の原因を単純化したり、一つの要因に決めつけたりしない、とある。にもかかわらず、テレビ報道では竹内元議員の自殺原因を立花孝志にあると決めつけているものがある。こういったテレビ局の姿勢を是正する方針を総務省は持っているのか?→参考人で可
https://x.com/Nathankirinoha/status/1881257364327944372
https://x.com/nakaharasos/status/1900678842895004001

8.TBSによるオウム真理教ビデオ問題について
TBSビデオ問題は、TBSによって人が殺された重大な事件である。事件の重大性からは、TBSの停波や免許停止がなされてもおかしくない事件と言えるが、そういった処分はなされなかった。今後もTBSが人を殺される事件をおこしても停波や免許停止は行われないのか?→参考人で可

配布資料は以下の通りです。

https://x.com/denpa893/status/1911006255579340910
https://x.com/denpa893/status/1911019363857318097

第217回国会 衆議院 予算委員会 第5号 令和7年2月5日 発言148~154
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121705261X00520250205&spkNum=148&current=1

救国シンクタンク叢書 徹底検証 防衛力抜本強化 P272~283

https://x.com/TakizawaSaburo3/status/1908721615267143920

https://x.com/TetsuNitta/status/1895068645640020167
https://x.com/midorihime110/status/1909348182276059165
https://x.com/midorihime110/status/1909340269818130703
https://www.worldtimes.co.jp/opinion/mediawatch/20241212-188369/

X上の反応を紹介します。

今回の質問の中で参考にさせていただいた滝澤三郎さんも取り上げてくださいました。

地雷を踏んだNHKクルド番組

今日(17日)の国会の参議院総務委員会(放送法改正の審議)で、浜田聡議員(N国党)が、5日夜に放送されたものの再放送が急遽中止され、NHKプラスからも削除されたNHKEテレの「フェイクとリアル~川口 クルド人 真相」を取り上げた。

浜田議員は、僕の4月6日の投稿(46万ビュー)を委員に配布した上で、NHKと法務省の見解をただした。「今後修正したうえで再放送する」とのこと。

質疑の録画は参議院インターネット中継で観ることができる。

今回の番組の真の意図は、番組の書きおこしを読んでも良く分からない。番組スタッフには「かわいそうなクルド人を支援したい」という気持ちがあったのだろう。

ただ結果的にみると、同番組は①クルド人に対する批判をさらに強め、②既にあったクルド人を巡る意見の対立と分断に輪をかけ、③中立・公平であるべきNHKに対する信頼度を大きく落としてしまった。特定の番組が国会で取り上げられるというのは極めて異例だ。

番組は修正して再放送されるが、修正のあり方次第ではさらなる批判が避けられない。NHKEテレは、政治的に極めてセンシティブな問題を、その背景を十分に理解しないままに取り上げ、地雷を踏んでしまった。

引き続き頑張っていきます。

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