3月15日の読売新聞の記事を紹介します。行政資料閲覧用クラウドなるものは便利ですが、悪用される前提でシステムを作る必要があるという課題を示唆する事件と言えます。
調布市の元市議が行政資料閲覧用クラウドに不正ログイン、共産党市議がIDとパスワード伝えるhttps://t.co/V8N5kfqKqI#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) March 14, 2025
東京都の調布市議会で、現職議員や一部の市職員らが閲覧を許可されているクラウドに共産党市議団の元市議の男性(73)が不正にログインし、クラウド上の行政情報を閲覧していたことが議会事務局などへの取材でわかった。同市議団の田村ゆう子市議(39)がログインに必要なIDとパスワードを男性に伝えていたといい、議会が詳細を調べている。
議会では2020年度からペーパーレス化を目的にクラウド上で議案書や市の事業の説明資料などを共有している。事務局はIDなどを第三者に提供しないよう議員らに呼びかけている。
議会事務局などによると、12日の本会議中、田村市議のアカウントから全議員や市職員に向けクラウド上の文書を見るよう求める通知が発信された。事務局職員が意図を確認すると、田村市議は自身の操作を否定した一方、「過去にIDとパスワードを元市議の男性に教えた」と説明。田村市議によると、男性が本会議中に自宅からログインして操作したことを認めたという。
男性は23年まで市議を務めていた。田村市議は取材に対し、「議案への態度を決める時などに助言をもらうために教えた。元市議とはいえ、一市民に教えたことは申し訳ない」と謝罪した。同市議団の岸本直子幹事長によると、男性は引退後も会派控室に立ち寄り、控室のパソコンからもログインしていたという。
井上耕志議長(チャレンジ調布)は「非常に遺憾。議会として法令に抵触するかどうか専門家に判断を仰ぎ、対応していきたい」と話している。
別の記事も紹介します。
元市議も「記憶にない」共産党地区委員長明かす(令和電子瓦版)
調布市の共産党市議による不正アクセス事件は、権限なくクラウドにアクセスした元市議の男性(73)もIDとパスワードの入手時期や経緯について「覚えていない」と話していることがわかった。日本共産党調布狛江府中地区委員会の平野義尚(よしたか)委員長が22日までに当サイトに対して明らかにした。不正アクセスに関連した調布市議2人(岸本直子幹事長、田村ゆう子副幹事長)と元市議の男性の3人がIDとパスワードが渡った時期や経緯を全て忘れていることになり、口裏を合わせて真相を明らかにしない組織ぐるみの隠蔽が行われている可能性がある。調布市議会、調布市民に対する不誠実な態度に対して批判は避けられない状況である。
(中略)
IDとパスワードが伝えられた経緯を3人がそろって分からないと答え、それを追及することなく田村市議に謝罪させた平野委員長がどこまで真相を明らかにできるのか疑わしい。
市政への妨害という大きな被害を受けている調布市議会としては、刑事告訴により司直の手で真相を明らかにして、刑事責任を負わせるべき人に負わせるのが最善の解決策と思われる。調布市民の多くもそれを望んでいるのではないか。
この件に関して某ブログ記事を共有します。
ブログを更新しました。
共産党による組織的不正を調査・告訴せよ https://t.co/zxe6zxmkZB
— 茶請け (@ttensan2nd) March 24, 2025
日本共産党という独裁構造の組織においては
上司などの命令には特に逆らえない構造があります。この問題がなぜ発覚したのかというと、
2025年3月12日の本会議中に田村市議のアカウントから
全議員および市職員に対して
「クラウド上の文書を見るように」
という通知が発信され、
この内容を不審に思った市の事務局職員が田村市議に確認をしたところ
「自分の操作ではない」と否定。
アクセスログを誤魔化せるはずがなく、
田村市議は過去に共産党の先輩市議に
アカウントとパスワードを教えていた事を認めたというものです。また共産党調布市議団の岸本直子幹事長によれば
この元市議のA宮幸男、とりあえずAとしておきます。
このAが引退後も市議会の会派控え室に出入りし、
控え室のパソコンからもログインをしていたとのこと。共産党市議団は不正アクセス行為を助長し、
かつ不正アクセス行為をずっと黙認していた形になります。田村ゆう子市議の
「今後は定められたルールにもとづき厳格に対応してまいります。ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。」
の謝罪で済ませて良い案件ではないと思います。これが他会派の議員だったら共産党は辞職と刑事訴追を求めて徹底的に糾弾していたのではないでしょうか?
この件を取材しているフリージャーナリストの記事がこちら。
【元市議も「記憶にない」共産党地区委員長明かす】(2025/3/22 令和電子瓦版)
日本共産党調布狛江府中地区委員会の平野委員長は
(当人が)記憶にないと言っている。
はっきりしない。
これから調査しないといけないかな。
等、まともに調べる気もなくこのまま有耶無耶にして闇に葬り去ろうという姿勢が見え見えです。市議と元市議や党の責任者らがそろって
記憶が曖昧、分からない、覚えてない等で誤魔化していて、
真相究明も問題解決のための協力姿勢もない事を考えれば、
この件については調布市議会は絶対に刑事告訴をすべき話です。今回は不正ログインをしていた人物がうっかりミスったのか
不正ログインをしているアカウントから直接発信してしまったから発覚しただけです。日本共産党がこうした事を各所でやっている可能性を否定できなくなりました。
日本共産党がこうしたことを各所でやっている可能性は当然考える必要があるでしょう。
全国で調査をする必要性を感じます。また、こういうシステムを設計する際には、今回のように悪用する輩がいることを考慮した上で設計する必要があると思います。
YouTube動画を紹介します。