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ロシアにあるユダヤ自治州について

ロシアにユダヤ自治州があります。

ロシア連邦ユダヤ自治州、パレスチナとイスラエル双方からの難民受入れを表明。

「私たちには生きて行くことが重要です。 なので平和と共にやって来る人々をユダヤ自治州で受け入れる用意があります。援助が必要な人は誰でもユダヤ自治区でこれを享受することができるでしょう。」

ロスティスラフ・ゴールドスタイン知事は、他の国々では武力紛争で大変なことになっているが、「ユダヤ自治州は平穏だ」と請け負った。

極東に位置するユダヤ自治州は、イスラエル以外では世界に類を見ない、法的地位を有するユダヤ人のための民族的領土。また、ロシアで自治というステータスを持つ唯一の州でもある。人口は約14万7千5百人。ロシア人、ウクライナ人が大半で残念ながらユダヤ人は1%ほど。

1949年のイスラエル建国後、同国政府の呼びかけで多くのソ連内ユダヤ人が移民した。ソ連指導部がこの動きを苦々しく思っていたのは想像に難くない。

移民組も、ユートピアを思い描いて来たものの、学歴があっても職につけなかったり差別されたりと大変だったようだ。根を上げてロシアに戻ってきた人もいる。 特に、ソ連末期1989年にはとんでもない数のユダヤ人がイスラエルに流れ、ソ連の体力を奪った(ソ連は世界で3番目にユダヤ人が多い国家だった)。そして、ソ連崩壊後もこの動きは続き、1970年から2009年の間に合わせて190万人のユダヤ人が出国したと言われる。

しばらく下火になっていたが、昨年またぞろイスラエルへの移民が急増した。これはロシアに限らず世界的な傾向で(何故でしょうね)、95カ国から約7万人のユダヤ人がイスラエルに移民した。 前年に比べて2.4倍の伸び、23年ぶりの記録的な数字と言われる。 ロシアからの移民が一番多く、3万7千364人。 次に北米3500、フランス2049、ベラルーシ1993と続く。

イスラエルはユダヤ人であれば誰でも(基準は緩い)、当人の子どもや孫もパスポートを受け取ることができるし、移民を積極的にサポートをする団体もある。イスラエルは移民ウエルカムなのだ。

また、歴史を遡れば、イスラエル建国前の19〜20世紀にもロシア帝国領(現在のウクライナ)から3万5千人のユダヤ人がパレスチナに渡った。これはイスラエル建国に向けた準備であり、シオニストが画策したものと言われている。国という容れ物があっても国民という中身がなくては国家は成り立たないからである。(日本人にもわかり易い例として何度も書くが、エマニュエル米国大使はこの時パレスチナに渡った移民の子孫)

さらに興味深いのは、ヒトラー政権がユダヤ人刈りを行ったのはイスラエル建国のための人集めだった (つまり、アウシュビッツのガス室はなかった!)という説があり、真偽のほどは分かりかねるが、こうした背景を考えると納得できる部分もある。

何はともあれ、ロシアは今、戦火のイスラエルからかつて同胞だったユダヤ人を救い、一緒に繁栄しようと呼びかけている。極東の平和なエルサレムなるか。

検索した情報を眺めていると、陰謀論チックなものも出てきて注意は必要と思いました。

謎が多いですが、ひとまずそういう地域がある、という知識は持っておこうと思います。

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コメント

  1. 0924 より:

    ユダヤ自治州があるのは地図上では知ってはいましたが、とくに関心もなかったですね。
    あとロシアやポーランド(現・ウクライナ領)では「ポグロム」というユダヤ人迫害の歴史もあるそうです。