スポンサーリンク

教育無償化は税負担化 衆議院予算委員会で山田賢司議員のご指摘は重要

先日の衆議院予算委員会での山田賢司議員の質問が話題となりました。

先日の予算委員会の質疑、一番言いたかったことは、実は、最後の総理への質問「教育は国家百年の計。目先のことで国策を誤ってはならない」です。

国民生活に不可欠な予算を成立させる責任を我々は負っていますが、少数与党の国会においては、野党の賛同を得る必要があり、その為に飲めるところは飲む必要があります。

しかしながら、国家百年の計である教育の根幹について、目の前の予算を通すために十分な検証もないまま土台から崩壊させてしまわないよう、腰を据えた議論を重ねて制度設計するよう求めました。

本当は、三党合意前の2月19日に再考を求める予定でしたが、19日当日、参考人招致を巡って理事会協議が紛糾し、委員会の開催が見送られ私の質疑も飛んでしまい、3月3日の質疑となりました。

主な論点は以下の通り。
1.高校授業料公費負担化
1) 「無償化」ではなく「税負担化」
2) 納税者の納得が得られるか。
3) 日本人の子供が海外の私立高校に通う費用は支援対象外。
外国人学校に通う外国人の授業料は公費負担。→改善すべき。
※なお、外国人も公立高校は支援対象で良いと考えます。
4) 私学の値上げは悪か?
学校と保護者の合意。国が指図する筋合いではない。
→私学は税金を入れずに、自由に決めれば良い。
5) 公立の入試機会の拡大を
セーフティネットは本来、公立の役割。
6) 大阪の“無償化”の評価
公立の定員割れ、衰退の懸念、授業料キャップ制の批判。
7) 公立高校の質と魅力の向上

2.公立中学校の部活動の地域クラブ移行
・受け皿の確保が不可決。
・経済的理由で部活動を断念しないよう十分な予算の確保を。

3.給食費の公費負担化
・「タダにしろ」という声だけでなく、
「追加費用を払うから、安心で質の良いものを」
という声もある。
・全国一律定額ではなく、一定額を補助した上で自治体に裁量を。

といった内容です。政府側の答弁は、正直噛み合っていませんでしたが、更に詰める時間がなかったので、今後の制度設計に向けて党内でも議論してまいります。

反応を紹介します。

私が政調会長を務めていた当時、党の文科部会長として支えてくれた同志、山田賢司議員の質疑は、与党の立場を踏まえつつも、問題点を深掘りした良い内容でした。

本来は三党協議の合意前に登壇する予定でしたが、さまざまな事情により今日になったのだと思います。

6月の「骨太の方針」に向け、納税者や高校生の保護者が納得できる高校奨学支援策を精査していきます。

#山田賢司

これもよく言ったよ素晴らしい

自民党・山田賢司議員
「外国人学校に通う外国の子弟は、授業料の公費負担の対象から除外するよう検討を」

「日本人の子どもが海外の私立学校に通う費用は支援しないのに、外国の高校生は日本に来ればタダでインターナショナルスクールに通えるということになると、“こんなことに税金を使うぐらいだったら、日本の子供たちを海外留学する支援に充ててあげるとか、公立高校の国際化に予算をつけてあげてほしい”という声が寄せられている」

先日のニッポンジャーナルで江崎道朗さんが出演していました。

江崎道朗さんは兵庫県の自民党の勉強会で講師をされており、無償化=税負担化、という話を山田賢司議員はよくご存じとのことです。

これまで私が何度も指摘したことですが、今後も繰り返し指摘していきます。

↓もしよろしければ応援クリックお願いします。
人気ブログランキング

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. とみえさん より:

    石丸伸二さんが教育は需要ではなく供給にお金をかけるべきだと言われててその通りだと思いました。
    公立小中学校は先生が足りないらしいのでそこは改善した方がよいかと思います。