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兵庫県百条委員会報告書→予想通りの出来

今回は兵庫県知事をめぐる騒動に関して、です。

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兵庫県議会の百条委員会(文書問題調査特別委員会)の報告書が出ます。

ところで、政治的思惑が大きく作用する百条委員会だけでなく、兵庫県の第三者委員会も報告書が近日中に出ます。

現状では、制度上および運営上の枠組みとして、百条委員会(議会)と第三者委員会(県執行部)は別々に機能しており、形式的には相互独立性が担保されていると言えます。ただし、第三者委員会の委員選定や調査プロセスの透明性に課題があるため、実質的な独立性がどこまで確保されているかは、調査結果の公表やその後の対応を見ないと最終的な判断が難しいところです。特に、両者の結論が異なった場合、その差異が独立性の証明にもなり得る一方で、政治的・行政的な混乱を招く可能性も指摘されています。
結論として、形式上は相互独立性が担保されているものの、第三者委員会の運営の不透明さや県執行部との関係性から、実質的な独立性には一定の懸念が残ると言えるでしょう。

さて、私が考えるに、この第三者委員会の報告書が出る前に百条委員会はその報告書を発表したことが想定されます。齊藤元彦知事を貶めたい同委員会とオールドメディアが先に公表して悪印象を植え付けたいのでしょう。

2025/03/04 #兵庫県 #百条委員会 #斎藤知事
兵庫県の斎藤知事をめぐるパワハラ疑惑などを調査した百条委員会は、知事の叱責は「パワハラに該当する可能性がある」県の告発者探しは「不適切だ」などと結論づけました。4日、報告書を公表する方針です。

この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/society/aa9eea37229f46b3adf5ae35bc870239

兵庫県議会の百条委員会は、斎藤知事のパワハラ疑惑など、告発文に記載された内容が正しいかどうかや、県が告発者探しを行った対応が公益通報者保護法違反にあたるかどうか調査していました。

県の関係者によりますと、百条委員会は3日、非公開の協議会で、調査報告書案を取りまとめました。

報告書案では、知事の職員に対する言動をめぐり、「パワハラ防止指針が定める定義に該当する可能性があり、不適切な叱責があったと言わざるを得ない」と指摘。また、今回の告発は、「公益通報者保護法上の外部公益通報にあたる可能性が高い」として、告発者探しを行うなどした県の初動対応について「不適切な対応に終始し、問題なしとはいえない」結論付けました。(以下略)

騒動のきっかけとなった告発文書は以下の通りです。

報告書案へのリンクを共有します。

内容を一部共有します。

Ⅰ 文書問題調査特別委員会について

1 概要

(1) 設置の経緯及び目的 令和6年3月27日の知事定例会見において、西播磨県民局長(当時)が知事や職員等の名誉を毀損する事実無根の内容が含まれる文書を作成、流布したとして、同県民局長を解任し退職保留の上、調査するとの発表がなされた。 これを受け、元県民局長は同年4月4日に県の公益通報窓口に文書記載内容の事実解明と是正措置の検討を通報、その後、文書の内容に事実が含まれるとの報道もある中、内部調査を踏まえ5月7日付で同氏を停職3ヵ月の懲戒処分とするとされた。 県議会では、二元代表制の一翼として監視機能を果たすべく、同年6月の第367 回定例会において、本会議質問等で当該文書問題を質した上で、より詳細に文書記載内容の真偽や文書問題に係る一連の流れを調査究明する必要があるとして、地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を付与した特別委員会を設置することを議決した。

(2) 名称及び定数

ア 委員会の名称 文書問題調査特別委員会

イ 定数 15 名

(中略)

2 開催状況について

本委員会は、令和6年6月14日の第1回開催から令和7年3月4日の調査報告書の決定まで、計18回開催した。この間、延べ34名の証人に対し計約42時間に及ぶ質問を行い、公益通報者保護法に精通した弁護士や大学教授を参考人として招致するとともに、84件の資料請求により不存在を除き提出のあった73件の資料等を精査し、聞き取り調査や書面調査のほか職員アンケートも行うなど精力的に調査を行い、多様な観点から調査事項の解明を目指した。

(中略)

Ⅱ 任意調査について

1 職員アンケートによる調査

調査事項のうち「文書に記載されている7項目の内容の真偽に関連する事項」について、県職員の認識状況を把握し、調査の参考とするために実施した。

・期間:R6.7.31(水)~8.14(水)

・件数:6,725件(内訳:インターネット6,664件、郵送61件)

・対象:兵庫県職員 約9,700人

・方法:インターネットもしくは郵送による回答で収集

(以下略)

職員アンケートに関する私の見解は以下。

さて、今回の報告書について、立花孝志党首は酷評しています。

ひとことでまとめると、元西播磨県民局長が3月12日にばらまいた「(告発)文書」は、名誉棄損の「怪文書」だ、ということです。
ポイント2つ
・兵庫県の告発窓口への通報ではなく、各方面にばらまいた。
・知事のみならず、個人名、企業名、銀行名が書かれていた。

近々公表されるであろう、第三者委員会の報告書に注目したいと思います。

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コメント

  1. T.K. より:

    浜田先生

    Youtubeを拝見して勉強をさせていただいています。
    いつも日本と国民のためにご尽力いただき、ありがとうございます。
    兵庫県民です。

    先生には釈迦に説法になるのは承知で、自分の専門領域から現在議論されている増山県議や橘さんの情報漏洩について書かせていただきます。

    コールバーグの道徳性の発達理論はご存知でしょうか。
    https://s-counseling.com/lawrence-kohlberg/

    ■慣習以前のレベル(9歳までの期間)
    ①服従と懲罰の段階(善悪を懲罰や服従で考える段階)
    ②個人主義と交換の段階(善悪を報酬や利益によって考える段階)←百条委員会レベル

    ■慣習的レベル(思春期から青年期にかけて)
    ③喜びと「良い子」の段階(助けや喜びなど良い子であるかどうかで考える段階)
    ④法と秩序の段階(権威の尊重や法への服従、社会的側面を考える段階)

    ■脱慣習的レベル(協調を超える段階で全体の10〜15%の人が到達する)
    ⑤社会契約と個人の権利の段階(規則も大事であるが生命の尊さに気づく段階)
    ⑥普遍的倫理観原理の段階(万人を尊重する段階)←立花さん、増山さんレベル

    ⑥は個人の利益よりも全体の利益のために判断し行動するレベルです。自我の発達や、自我の超越(トランスパーソナル心理学がそれを扱っています)があって初めて実現するレベルで、高い人間性の表れでもあります。歴史的人物には、シンドラー、杉原千畝さん、他文化に拒否されても援助することを優先したマザーテレサなどが挙げられます。

    ここで重要なのは、より高い段階の人は低い段階の人の心理を理解することができますが、その逆はできないということです。そのため、百条委員会の人たちは増山議員の行動は単なる「ルール違反」としか認識できないわけで、わかろうとしないというよりは「能力的にわからない(発達段階的にわからない)」と考えていただければと思います。

    私は、この段階の人を表現するには「超常識」という言葉がぴったりだと思っています。

    非常識
    常識
    超常識

    立花さんは明らかに超常識の方だといつも思っています。
    残念なことに、①から④段階の方々には立花さんは「非常識」に映ってしまうだと思います。

    ご関心を持っていただけるかわかりませんが、次のような書籍に詳しく書かれています。

    ケン・ウィルバー
    『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』
    日本能率協会マネジメントセンター, 2019年

    次は道徳性とは関係ございませんが、最近友人に教えてもらったサイトで、世界の今後について非常に参考になりましたので、お伝えさせていただきます。

    https://sharing.org/ja/information-centre/report/ren-lei-nokomonzu

    お忙しい中、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
    斎藤知事の件で浜田先生や立花さんを知り、それ以降、政治に関心を持つようになりました。

    そして、日本の現状に目を向けて、これからは関わっていこうという決心ができました。
    先生方のおかげです。
    斎藤知事と増山さんのことも心から応援しています。
    感謝の気持ちは言い尽くせません。
    本当にありがとうございます。

    これからも応援しています。
    どうぞお身体ご自愛の上、ご自身の安全第一でお過ごしください。
    ありがとうございました。