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伊藤詩織氏騒動について

今回はジャーナリスト伊藤詩織氏騒動についてです。正直、ポイントが多くて、色々と考えさせられます。

ざっと流れはこんな感じ。

・2015年、伊藤氏は当時TBSの記者だった男性(山口敬之氏)から、酔って意識がない中で性的暴行を受けたと主張し男性を提訴。

・2022年には、男性側に332万円の賠償を命ずる判決が確定。

・その後、伊藤氏は自らの性被害についてのドキュメンタリー映画「Black Box Diaries」を制作。

・この作品はすでに海外で公開されていて、3月に授賞式が行われるアメリカ・アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている。

・その作中に使われている現場ホテルの防犯カメラ映像について、事前の取り決めに反する“目的外使用”だと指摘されている。

・東京新聞が伊藤詩織氏を批判する記事を出す。

・伊藤詩織氏が(東京新聞ではなく)望月衣塑子記者個人を訴える。

・かつて、伊藤氏を弁護した弁護団が2つに分かれて争っている状況。

2025/02/20
自らの監督作品がアメリカ・アカデミー賞にノミネートされている、ジャーナリストの伊藤詩織さん。
20日、ある人物によって批判されました。

伊藤さんの映画制作について批判する西廣陽子弁護士:
幾度も約束は守られませんでした。そして私は、彼女側から「底知れぬ悪意を感じます」と、そう非難されています。

涙ながらに訴えたのは、性被害を巡るかつての民事裁判で伊藤さんの弁護を担当していた、西廣陽子弁護士です。

西廣陽子弁護士:
こんな将来が来ることなど予想すらせず、私は8年半もの時間とエネルギーを、彼女を守るために必死に費やしてきました。なんて惨めなのでしょう。

一体なぜ、元弁護士がこのような主張を展開したのか。
答えは、伊藤さんが制作した映画にありました。

伊藤さんは2015年、当時TBSの記者だった男性から、酔って意識がない中で性的暴行を受けたと主張し男性を提訴。
2022年には、男性側に332万円の賠償を命ずる判決が確定しました。

伊藤詩織さん(一審判決後 2019年12月):
きちんと答えを出していただけて感謝。受けた傷が癒えるわけではない。

その後、伊藤さんは自らの性被害についてのドキュメンタリー映画「Black Box Diaries」を制作。
この作品はすでに海外で公開されていて、3月に授賞式が行われるアメリカ・アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされています。

しかし西廣弁護士らは、その作中に使われている現場ホテルの防犯カメラ映像について、事前の取り決めに反する“目的外使用”だと指摘したのです。

西廣陽子弁護士:
ホテルの防犯カメラ映像について、裁判手続き以外では一切使用せず、報道やインターネット配信しないと書かれた誓約書に伊藤さんはサインをしました。

西廣弁護士はさらに、無断使用は他にもあると続けました。
その1つが、伊藤さんと西廣弁護士が交わした会話の音声です。

西廣陽子弁護士:
(上映会では)伊藤さんが私(西廣弁護士)と電話で話している映像が使用されており、ずたずたな気分にされた、その瞬間でした。(その後)伊藤さんが通りかかり、「先生また相談させてください」といってハグをされました。私にはハグを拒否する気力すらありませんでした。

その後、伊藤さんらと協議を行ったものの、双方の見解は現在に至るまで対立したままだとしています。

西廣弁護士らが行ったこの会見のあと、本来であれば同じ場所で伊藤さんも会見を行う予定でした。

ところが、伊藤さんの会見は体調不良でキャンセルに。
伊藤さんは代わりに書面で声明を発表し、無断使用が指摘されるホテルの防犯カメラについて、「この映像があったからこそ、警察も動いてくれました。映画への使用について、ホテルからの承諾は得られませんでした。そのため映画では、外装・内装・タクシーの形などを変えて使用しています」と釈明しました。

また、西廣弁護士との会話音声を無断で使用した点については、「ご本人の確認が抜け落ちたまま使用し、心からおわび申し上げる」と謝罪。

そのうえで、映像を無断で使用した人などに関して、「差し替えなど、できる限り対応します」としています。

ちなみに、X上で当該ホテル前での動画(と思われるもの)がアップされて拡散されています。

伊藤詩織氏が望月衣塑子氏を訴えるきっかけとなった東京新聞の記事はこちら。

記事末尾に以下の記述があります。

 ※2025年2月7日午後3時追記 1月14日の記事公開当初、見出しを「伊藤詩織さん監督の映画、『性被害』語る女性の映像を許諾なく使用」としていましたが、「伊藤詩織さん監督の映画、性被害めぐる集会の映像を一部許諾なく使用」と訂正しました。集会の映像中で自身の性被害について語っていた女性からは伊藤さんが映像使用の許諾を得ており、そのことが見出し上、必ずしも明確でなかったためです。本文も一部修正しています。誤解を招く表現だったことをお詫びします。

有識者の意見をいくつか紹介します。

今回の件と関連して、2点、三枝玄太郎さんのポストを紹介します。

・2015年の山口敬之氏のトラブルに関する刑事裁判は不起訴。

・杉田水脈氏が伊藤詩織氏の批判記事へ「いいね」で、訴訟され、敗訴。

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