スポンサーリンク

医療費を抑えるポイント→軽傷患者への医療費を削減すべき

今回は津川友介さんのご意見を紹介します。

体によい食事
岡山駅新幹線ホームでミックスジュース

以前、高額療養費制度の上限引き上げについて、自分の意見を保留しておりました。

今回、津川友介さんが答えを出していただいた気がします。

国民の健康を犠牲にすることなく、2.3~7.3兆円の医療費削減が実現可能な「5つの医療改革」

高額療養費の自己負担の上限の引き上げは悪手

そもそも医療保険というのは、①予測困難な健康上の問題で、②健康上の問題が起きたときに高額の医療費がかかる、という2つの条件を満たすリスクを減らすことが目的です。

高額療養費制度こそが日本の医療保険の根幹

医療費を削減することが不可避なのであれば、まず最初に手を付けるべきは、命の危険にさらされていない軽症患者が使っている医療であり、高額療養費制度のように、最重症の患者を守っている制度は最後まで守るべきであることは明らかです。

医療のムダを減らすことで、国民の健康を犠牲にすることなく、医療費削減を達成する

大原則としては、「医療のムダを減らすことで、国民の健康を犠牲にすることなく、医療費削減を達成すべき」というのが私の考えです。

これは決して机上の空論ではなく、きちんとエビデンスに基づく医療政策を実装すれば、実現可能な話です。他の先進国ではこのような政策は実際に使われています。

医療費削減を可能にする「5つの医療改革」

私が提案する5つの改革は以下のようなものになります。下記を全て合計すると、国民の健康に悪影響を与えることなく、2.3~7.3兆円の医療費(国の総医療費の5~15%相当)を削減することが可能だと考えられます。

1.70歳以上の窓口自己負担割合を一律3割負担とする(1.0~5.1兆円の医療費削減効果)

2.OTC類似薬を、保険収載から外す(3200億円~1兆円の医療費削減効果)

3.無価値医療を保険収載から外す(9500億円~1.2兆円の医療費削減効果)

4.外来を包括支払制度にする

5.エビデンスに基づく予防医療を保険収載する

医療費を下げなければならないからと言って、政府の高額療養費制度の上限引き上げ、はふさわしくないと思いました。

また、軽症患者への医療費を削減すべき、というのは現場で働いていた私としても納得するところです。

大変参考になりました。

関連しそうな動画を共有します。

↓もしよろしければ応援クリックお願いします。
人気ブログランキング

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. とみえさん より:

    色々問題ありますが、
    医者や看護師さんをリスペクト
    文句言ったり世間話してるジジババがいますが私は素直に従い端的な言葉を使います。
    医療関係者さんありがとう

  2. とみえさん より:

    医療関係者さんありがとう。
    リスペクトしかない。
    浜田議員はお医者さんだから、改革案に皆耳を傾けてくれるはず。

  3. 通りすがり より:

    >高額療養費制度こそが日本の医療保険の根幹

    仰るとおりだと思います。
    私事で恐縮ですが、数年前に母が希少がん(軟部腫瘍)に罹患した際に高額医療費制度のお世話になりました。
    浜田議員には釈迦に説法かと存じますので諸々割愛しますが、予後データにも合意しています。

    2-3週間の手術→入院予定が「残したはずの神経が機能しない」→リハビリで数週間の延長。毎日の放射線治療に伴う患者への負担軽減で再延長……計3か月弱入院していました。
    母個人が加入していた入院保険等と高額医療費制度で多くカバーできましたが、総額はやはり大層な額面で。

    誰が上記のような立場になるか分からない、と考えるとやはり簡単に手を付けて良い話ではないのかな、と家族の立場からも思った次第です。特に母のケースは医療へのデータ提供といった側面も多分に含んでいるため、費用の面で治療を諦めることに伴う貴重な症例・予後データを捨てるのか、という思いもあります。
    一方、皆保険に数か月加入しただけの他国の方が、日本国民が収めた保険料で充分な治療を受けるという真偽不明な内容も大変に気になります。

    今の”お上”はどちらの方向を向いているのか、私には少々分かりかねます。
    少なくとも、母の主治医は「医者を育てるためにデータを使わせてください」と患者に頭を下げていましたが……。

  4. せふぇむ より:

    あらまぁこの記事、パーフェクトヒューマンHAMADAです。

    中田敦彦さんを余裕で上回るパーフェクトヒューマンですね。
    今回の浜田先生が発症している洗脳豆坊主が興味深いのは
    発症の仕方が極めて部分的なんですよね、今まで何回も定期的に洗脳豆坊主を発症しては
    毎回、アタシにめちゃくちゃ理不尽な八つ当たりやとばっちりをしてきますけれど
    こんなに部分的な事例は初めてですね。松たか子さんのデビュー曲だったかな
    「明日、春がきたら」というステキな曲がありますが
    たぶん、今回の洗脳豆坊主は全治1ヶ月の想定ですので
    歌詞にあるように、「明日、(洗脳が解けて)春がきたら、君(浜田先生)に会いに行こう」かなと思います。

    とにかく興味深いんですよね。
    洗脳豆坊主の学会があったら論文を出したいぐらいです。
    浜田先生、もうすぐ春ですね。ちょっと気取って洗脳を解いてみませんか。
    こちらはキャンディーズの春一番です。