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ロシアがモルドバへのガス供給停止

今回はモルドバを取り上げます。

2024年2月29日(約10か月前)の報道を紹介します。

2024/02/29
ウクライナの隣国、モルドバの親ロシア派が実効支配する地域の議員が、欧米派のモルドバ政府からの圧力が高まっているとして、ロシア議会に保護を求めました。

「沿ドニエストル共和国」はウクライナ南西部と国境を接するモルドバ東部の親ロシア派が実効支配している地域です。

ロシア国籍を持つ22万人以上が住んでいるとされ、ロシア軍の平和維持部隊も駐留しています。

ロイター通信などによりますと、28日「沿ドニエストル共和国」で2006年以来となる大規模な議会が開かれ、欧米派のモルドバ政府から「社会的、経済的に圧力を受けている」として、ロシア議会に対し、「保護」を求める決議が採択されました。

事前の報道で指摘されていたロシアへの「編入」を求める決議には至らず、「保護」を求める形となりました。

モルドバ政府の高官は決議について「プロパガンダだ」などと非難しています。

そして、今回はモルドバの親露地域(沿ドニエストル地域)で暖房が止まったとのことです。

この件に関する某ブログ記事を共有します。

戦略のない、一ヶ月先すら考えない無能政権(パチンコ屋の倒産を応援するブログ)

モルドバの支配地域には親露派の沿ドニエストル共和国が作られています。

国家承認されていませんが、ロシアがここに天然ガスを実質無償で供給することで
この沿ドニを存続させている形になります。

そしてロシアはモルドバ政府にこの沿ドニエストル共和国に供給している膨大なガス料金を
モルドバ政府に請求しています。

モルドバ政府はこれを払う理由がありません。

そこでこの支払いを名目にモルドバ政府に圧力をかけようと
「払わないのならガス供給を止める」
と止めてしまった形です。

一方でモルドバ政府はルーマニアからガス供給を受けて問題を回避し、
沿ドニの住民がガス供給停止による影響をもろに受ける形になり、
ロシアにとっては作戦が裏目に出て大失敗となっている状態と言えます。

こうなるとモルドバは脱ロシアをさらに加速させていくことになるのだろうと思います。

天然ガス供給で生殺与奪を握ったからと
調子に乗って圧力外交に出たらもろに裏目に出たロシア。

貧すれば鈍するとは言いますが、
ウクライナ侵略戦争を失敗したと認めるわけにはいかず、
泥沼の消耗戦を続けている状態です。

ロシアは伝統的に約束を守らない火事場泥棒の国です。

ですので日本が自衛隊を北方領土近くに展開させて演習させれば、
それだけで「俺たちなら必ず火事場泥棒する」と考えて
ロシアは勝手にプレッシャーに感じると思います。

弱っているところをさらに神経をすり減らさせてやる方が
よほどに日本にとってプラスな条件を取りやすくなるんじゃないでしょうか?

北方領土をロシアに不法占拠されている日本としては、チャンスを伺う時期になっていると考えるべきではないでしょうか?

参考までに、ウクライナ人のボグダン・パルホメンコさんの動画を共有します。

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