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風邪を5類感染症に分類? やめた方がいいでしょう

旧来の風邪を「5類感染症」に分類させるという報道が以前からあります。

この件を追っていた楊井人文さんのXのポストを紹介します。

【CN注意報】以下のコミュニティノート(CN)が間違った情報を流布しているため説明しておきます。(CNは現時点で未公開)

5類に追加されるのは「急性呼吸器感染症」です、と書いていますが、正しくは「既に5類に位置づけられているものを除く」急性呼吸器感染症です。

ところで、急性呼吸器感染症(ARI)の定義は「急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す多彩な病原体による症候群の総称」とされています。

https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000277009

この定義には風邪の症状が当てはまり、「既に5類に位置づけられているものを除く」急性呼吸器感染症とは、従来「風邪症候群」とされていたものになります。わかりにくいですが、論理的に思考すれば理解できるかと思います。

https://jrs.or.jp/citizen/disease/a/a-01.html

所管の感染症対策課への取材で確認し、武見厚労相も会見で2度「風邪のコロナウイルスも含まれる」と明言しています。風邪症候群の原因ウイルス等は風邪のコロナウイルス(4種類)に限らないため「含まれる」という言い方になったのでしょう。

今回の改正で新たに位置付けられるのが、従来位置付けのなかった「風邪症候群」全般であることを一切明記せず、「既に5類に位置づけられているものを除く急性呼吸器感染症」を追加するという厚労省の説明と、私の説明と、どちらが「ミスリード」であるかは評価の問題ですので、皆さんがご判断ください。

今回、5類に含まれる可能性がある疾患について、いわゆる風邪が含まれるのかどうか、については、楊井さんのポストからは、Yes、と判断したいです。

そして厚労省はその大事な点の名言を避け続けていたように思います。

さて、この件については岩田健太郎氏の意見がしっくりときます。

・対策に寄与しない届け出は意味がない

・サーベイそのものは「風邪ワクチン」の開発にも寄与しない

国会で取り上げることを検討します。

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