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ウクライナ軍がロシアへ越境攻撃を継続していることは注目に値する

ウクライナ軍がロシアへ越境攻撃を開始してから数日が経過しています。そしてその勢いが続いているようです。

ウクライナ軍が開始したロシア西部クルスク州への越境攻撃は10日で5日目に入った。ロシア軍は侵入したウクライナ兵の掃討作戦を展開し、州内では緊張状態が続くが、ロシア国内から一掃する目標は達成できずにいる。千人程度とされるウクライナ部隊が防衛網を突破した「想定外の奇襲」にプーチン大統領が衝撃を受けているとの情報もある。

6日未明に始まったクルスク州スジャ方面などへのウクライナ軍の越境攻撃では、ロシア国防省軍事政治総局のアラウジノフ副局長が国境から少なくとも10キロまで侵入されたことを認めた。(以下略)

2024/08/10 深層NEWS(ポッドキャスト)
▽プーチン大統領への攻撃計画明らかに詳細は
▽ウクライナ到着F16戦闘機…公開映像から見える性能を分析
▽ロシア軍使用“発泡スチロール製無人機”とは
(2024年8月9日放送 BS 日テレ「深層NEWS」より)(c)NTV

【ゲスト】
長島昭久(元防衛副大臣、自民党衆院議員)
山下裕貴(元陸上自衛隊中部方面総監)
兵頭慎治(防衛研究所研究幹事)(以下略)

ロシア西部のクルスク州、そして国境近くのスジャの位置をチェックしておきます。

この件に関してX上のポストをいくつか紹介します。

個人的に気になった点をまず羅列します。

・ウクライナの攻勢は効果が出ており、ロシアはその対応に苦慮している。

・ロシアがウクライナのクルスク州への攻撃へ対応することで、他の地域のロシアの勢力に影響が出る。

・ウクライナ軍の今回の越境攻撃に関する真の意図はいまだ謎のままである。

また、クルスクの南に位置するベルゴロド州へのウクライナ軍による侵攻情報もあります。

ISWがこの件についてX上で長めのポストをしています。参考までに翻訳を加えて共有します。

ロシア軍司令部は、国際国境地域に展開している既存の部隊と、後方で即応可能な部隊(そのほとんどは徴兵部隊と非正規軍で構成されている)に頼って、進行中のクルスク州へのウクライナ軍の侵攻に対処しているようだ。 🧵 (1/5)

2/ ロシア軍司令部が戦域内の他の場所からさらに経験豊富な部隊を派遣することを決定したとしても、これらの部隊が最初に対応する可能性が高い。

3/ ロシア軍司令部は現在、ウクライナの侵攻がウクライナ東部におけるロシアの攻勢作戦を妨害するのを防ぐため、他の作戦方向から部隊を再配置するよう求める作戦上の圧力に抵抗している可能性がある。

4/ 以前に前線の他の地域に配備されていた部隊を含む他のロシアの非正規部隊もクルスク州に到着していると報じられている。ドネツク州での攻勢作戦の後、ドネツク国家共和国の非正規部隊の一部である「ドンバス・ディカヤ師団」や「ピャトナシュカ」旅団がクルスク州に到着したと報じられている。

5/ ロシア軍司令部は現在、より経験豊富で装備の充実した最前線部隊をウクライナ東部または南部からクルスク州に移送している可能性があるが、そのような部隊がクルスク州に到着するまでにはさらに時間がかかると思われる。 http://isw.pub/UkrWar080924

最後に、この情勢において、日本が北方領土奪還の意思表示をロシアに見せることは、ロシアへの揺さぶりという点で効果的なのではないか、と思うわけです。

日本政府は特にロシアに対してはずる賢く立ち回る必要性があるというのは言うまでもないでしょう。

私が以前提出した質問主意書と答弁書に関するXでのポストを紹介します。

緊迫するウクライナ情勢と日本政府の北方領土を取り戻す意思に関する質問主意書

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コメント

  1. 4-YouMe より:

    浜田先生のウクライナと北方領土についての最近の発信には、賛同できないことが割とあります。そもそも人間ですし、まして私は一般人ですので、理解が十分でなかったり、理解しても秀才議員さんと考えが合わないのは何の不思議もありません。偶には違いを楽しめばよいので全く気にせず、そのうち学ぶこともあるかもしれない、明らかに法的に抜け落ちていることなどが見当たらなければ、おまかせ・・・と軽く考えていました。
    加えて、浜田先生はご家族からの影響もあるのか、ロシアに対する思い入れが強いように感じますが、私も親族の影響で米国と米軍人に対する思いが少しばかりあります。ロシアの酷さは聞いていますが、米国の良くないところも肌身に感じてきました。

    それでも、掲載の質問主意書の次の部分には、ただ共感しました。

    「日本がロシアに対して日本固有の領土である北方領土を取り戻すための懸命な努力をすれば、現況のウクライナの緊迫した情勢を解決し、日本の存在感を世界にアピールする絶好の機会である」

    現在の住民であるロシアの一般市民に武器を向けないと信じます。実際には、非武装市民に一切の危害を加えずに武力で奪還することは不可能ですが腕を見せつけ、日本の存在感を示すことは可能でしょう。北方領土に住みたい日本人はもういないものの、緊張関係に於ける国際法遵守を、世界中にアピールできます。そして、ロシアのリーダーもいつかは代わり、ロシア政府もいくらかは変化します。
    その間、日本が自国について整備すべきことは、山のようにあります。

    ポストでは理解に至らず、結局コレをだいたい読みました。地名が、どちらがどちらか??
    https://understandingwar.org/sites/default/files/2024-08-09-PDF-Russian%20Offensive%20Campaign%20Assessment_0.pdf

    質問主意書の本を送らせてもらった群馬支部長伊藤議員から、お電話が来てアタフタしました。国会に登ることがあれば、ぜひお会いになってください。

  2. 4-YouMe より:

    動画の「米国の協力」という言葉が痛かったので、ひとこと。

    (国際司法裁判所に提訴しようとした交渉責任者は、皇后さまのご尊父である小和田恆氏でした。)

    米国について

    話し合う場合:
    米国は沖縄返還前に反対し、その後は無視し続けています。ロシアに対する不満を持たせ、日露間に平和条約を締結させない目的があるからです。

    不法占拠地域を武力で取り返す場合:
    米国は傘下にある日本を喜んで支援してくます。日本に高額な武器を余るほど売ってくれます。米国は、とても儲かりますし、目的も決まっていますから、その武器で米国に都合の悪い相手を攻めないことも判っているためです。
    ウクライナの債権を日本に肩代わりさせるには、日本の首脳においしい思いをさせたり、脅す必要がありましたが、その手間さえありません。そして、ロシアの非戦闘員と日本の自衛官に犠牲者が出るでしょう。日本が米国の支配下にあるとは言え、完全に日露両国の問題であり、日本は経済力も軍事力も豊かです。米国は、自国の兵士や財政を傷つけることなく商売ができます。

    ウクライナについて

    ご存知だと思いながら・・・
    トランプさんが勝利すれば停戦させられるので、半年間が勝負です。
    戦闘能力を取り戻した大きな要因は、日本が半年分として7000億円を払ったからです。今後10年間、毎年1兆円以上を払い続けます。
    米当局が驚いたと発表したのは、プロパガンダとさえも言えません。ゼレンスキーさんがお約束を忘れて、うっかり口を滑らせてしまったので、岸田総理の顔を潰さないための知らんぷりでもあります。

    ロシアを上回る大国が、ロシアより・・・ずる賢くないはずはありません。
    ずる賢すぎない浜田先生が大好きですが、念のためにコメントしておきます。

  3. 4-YouMe より:

    PS:これは予想ですが、愛されキャラのお兄さんならば、うっかりするのが良いのではないかと、日米の外交担当者と言質の取り方について話し合ったはずです。