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ブティジェッジ運輸長官、カマラハリス候補の副大統領候補のひとり

先日、バイデン大統領が次期大統領選挙の民主党候補者から撤退をして、カマラハリス副大統領が民主党候補者となることが確実視されています。

大統領選の候補者としてのカマラハリス氏には色々と注目が集まりますが、その一つとして副大統領候補が誰になるか、があります。

ちなみに、共和党の大統領選候補のトランプ元大統領はバンス氏を指名しました。

近々、ハリス氏の副大統領候補が決まると思いますが、その中の有力候補を紹介しているブルームバーグの記事を紹介します。

・ケリー上院議員とシャピロ、ワルツ両知事が有力候補

・ハリス氏は8月7日までに副大統領候補を決めるとみられている

米民主党の大統領候補になることが確実視されているハリス副大統領は、選挙戦を共に闘う副大統領候補を絞り込んでいる。

ハリス氏は民主党内の幅広い候補を検討しているが、そのプロセスに詳しい関係者によれば、全国的にアピールできる3人が有力候補に浮上している。

アリゾナ州選出のケリー上院議員、ペンシルベニア州のシャピロ知事、ミネソタ州のワルツ知事の3人だ。(以下略)

この3人の他にも、バイデン政権での運輸長官であるブティジェッジ氏も候補に挙がっています。

ハリス陣営、ブティジェッジ運輸長官を副大統領候補に検討 配信元:みんかぶ(FX/為替) 著者:MINKABU PRESS 投稿:2024/07/24 23:35

 米民主党の大統領候補に確実視されているハリス副大統領の陣営は、ブティジェッジ運輸長官を副大統領候補に検討していると伝わった。MSNBCが伝えた。

ブティジェッジ氏は2020年大統領選に出馬。その後は、バイデン政権の高官として活躍している。現在は運輸長官として、国民にとっての危機的事態にいくつか対応してきた。2022年に発生したイースト・パレスティーンでの鉄道脱線事故や、メリーランド州ボルティモアでの橋崩落事故、サウスウエスト航空<LUV>のスケジュール危機などで連邦政府の対応を指揮した。

同氏は「ハリス氏を次期大統領に選出するために、できる限りのことをする」と述べていた。

2021年12月、渡瀬裕哉さんによるブティジェッジ氏の記事も紹介します。この時点では、2024年の民主党の大統領候補としてかなり有力視されていたようです。

一方、現在、民主党内で株を上げているのは、ピート・ブティジェッジ運輸長官だ。ブティジェッジ運輸長官は現在審議されている巨額のインフラ法案を所管する立場にある。運輸長官のポストは米国の社会インフラ整備を所掌するポジションであり、絶大な利権を握る立場にある。ただし、通常の場合、運輸長官は注目されることはほとんどなく地味な仕事である。

しかし、バイデン政権が推し進めるインフラ投資法案は、道路などの社会インフラだけでなく、ブティジェッジ運輸長官を大統領のポストに押し上げる確かなレールも敷いているようだ。インフラ投資予算の天文学的な数字を背景とし、民主党の連邦議員、州知事、州議会議員の誰もが彼の差配に期待して良好な関係を築くために努力する。これは当然のことだ。特に民主党は共和党が禁じたイヤーマーク(選挙区に対する利権誘導)を解禁する動きを見せており、ブティジェッジ運輸長官と良好な関係を持つことは、政治屋にとっては選挙区での当落に直結する重要な要素だ。

ブティジェッジ運輸長官は、2020年の民主党大統領候補者予備選挙で、惜しくも敗北した。インフラ投資法案は敗北時に露呈した彼の政治家としての欠陥を補うことにもなるだろう。彼が民主党の予備選挙で敗北した原因は、サウスカロライナ州でアフリカ系有権者の得票を全く得られなかったことにある。アフリカ系有権者は敬虔なキリスト教徒も多く、彼のLGBTという性的指向は受け入れられにくいものだった。また、サウスベント市長としてアフリカ系住民が居住する地域に対して強引に開発計画を進めた過去は、彼の下からアフリカ系の有権者票を遠ざけるのに充分であった。

(中略)

民主党内には大統領候補者として、ミッシェル・ルーハン・グリシャム・ニューメキシコ州知事、グレッチェン・ホイットマー・ミシガン州知事など、女性の有力な州知事が存在しているが、知名度・実績面でブティジェッジ運輸長官が頭1つ抜けていくことは間違いない。

ブティジェッジ運輸長官に不足しているキャリアは、国際政治に関するキャリアのみとなっており、仮に彼が大統領を本当に目指す場合は任期途中で何らかの対外ポストに転出する可能性もある。今後も次期民主党大統領候補者の席に最も近い人物として、ブティジェッジ運輸長官の動きに注目していきたい。

2022年8月、チャンネルくららの動画↓です。

この時点での動画で「2024年に大統領候補としてバイデンは厳しい、カマラハリスはもっと厳しい」と述べられていたのは結構興味深いです。

2023/06/16
16日から三重県志摩市で開かれるG7交通大臣会合を前に、アメリカの運輸長官が東海道新幹線の総合指令所を視察しました。
G7三重・伊勢志摩交通大臣会合に参加するため日本を訪れているアメリカのブティジェッジ運輸長官。16日午前、JR東海の金子慎会長が出迎え、東京にある東海道新幹線の総合指令所を視察しました。
その中でブティジェッジ運輸長官は、「高速鉄道が日本でどのように運用されているのか、どのような技術を使用しているのか学びたいと思っている。特に安全の実績や安全の文化に関心がある」などとコメントしたということです。
また、JR東海は「米国にて高速鉄道システムの海外展開を推進する当社にとっても、非常に意義のあることと考えております」とコメント。
その後、ブティジェッジ運輸長官は東京駅まで移動し、新幹線で名古屋駅に向け出発しました。

ブティジェッジ氏、1982年1月生まれ、現在42歳と若いので、アメリカの同盟国、日本の国民はチェックしておく人物の一人でしょう。

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