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兵庫県知事の件 内部告発文書に記載の7つの疑惑 文春で焦点をあてられている優勝パレードの謎

最近話題の兵庫県知事に関する件を取り上げます。この件、色々あるので情報整理が大変です。少しずつ情報を整理していければと思います。

そして今後の教訓となるようなことも整理できればと思います。

まず、現在の兵庫県知事が誕生した2021年の兵庫県知事選挙の情報をチェックします。Chat GPTにお願いしました。

2021年の兵庫県知事選挙の各候補者の肩書と支援組織は以下の通りです。

斎藤元彦氏
肩書: 元大阪府財政課長
支援組織: 日本維新の会、自由民主党の一部

金沢和夫氏
肩書: 元兵庫県副知事
支援組織: 自由民主党の一部、立憲民主党、国民民主党

中川暢三氏
肩書: 元加西市長
支援組織: 無所属(特定の政党からの公的支援なし)

金田峰生氏
肩書: 元兵庫県議会議員
支援組織: 日本共産党

服部修氏
肩書: 音楽塾経営
支援組織: 無所属(特定の政党からの公的支援なし)

当時の兵庫県の自民党が割れていたようです。

先週の会見動画です。

23:45 会見開始
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた元西播磨県民局長の男性が死亡した問題で、片山安孝副知事は12日に7月末で辞職すると表明しました。片山副知事は「県政に混乱を招いたことを重く受け止め、誰かが責任を取る必要があると考えた」と述べました。この問題で知事の責任を追及する声が強まることが予想されます。
12日午後5時から斎藤知事は会見し、自らの進退について言及するとみられます。

斎藤知事は10日に労働組合から辞職要求を受けましたが、記者会見で辞職を否定しました。片山副知事は知事に辞職を進言しましたが、斎藤知事は「任期を全うしたい」と拒否しました。片山副知事は知事の初期対応や県職員とのコミュニケーション不足を批判しました。

大阪府の吉村知事の提言↓は重要と思います。

ダイヤモンドオンラインの記事の一部を紹介します。7つの疑惑とは何なのか?

斎藤知事に係る7つの疑惑

兵庫県の斎藤元彦知事に注目が集まっている。集まっていると言っても、いい意味での注目ではなく、悪い意味、疑惑の真偽やそれへの対処についての注目である。

斎藤知事と言えば、2002年に総務省に入省、旧自治省系の部局を中心に経験を積み、2018年には大阪府に出向し財政課長に就任、3年後の2021年3月末に同省を退職(一応大阪府から総務省に戻って退職という形式が取られる)して兵庫県知事選への立候補を表明。自民党兵庫県連の事実上の分裂選挙となったが、日本維新の会の推薦も受けて同年7月18日に初当選を果たした、若手かつ任期1期目の、言ってみれば新人知事である。

では、その斎藤知事に係る疑惑とは何か?

3月12日付で、西播磨県民局長が報道各社や一部の県議に送付された「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」と題する告発文書に記載されたもので、(1)五百旗頭真先生ご逝去に至る経緯、(2)知事選挙に際しての違法行為(幹部による事前運動)、(3)選挙投票依頼行脚、(4)贈答品の山(知事のおねだり体質)、(5)政治資金パーティー関係、(6)優勝パレードの陰で(プロ野球阪神・オリックス優勝パレード関係)、(7)パワーハラスメントの7項目にわたる(告発文書の表記のまま。カッコ内は筆者追記)。(以下略)

7つの疑惑についてはそれぞれ評価すべきと思いますが、(6)優勝パレードの件は後述します。

産経新聞の記事を共有します。

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを巡り、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)が残した陳述書などが19日、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で資料として採用された。今後の大まかなスケジュールも示され、調査が本格化する。文書ではパワハラや贈答品の受領に加え、違法行為も指摘されているが斎藤氏はいずれも否定しており、関係者からの証言をどれだけ得られるかが真相解明の鍵を握る。

(中略)

今後の審議で最大のポイントとなるのは証人尋問だ。

斎藤氏によるパワハラ行為▽県内企業からの贈答品受領▽信用金庫の補助金を増額しプロ野球の阪神・オリックス優勝パレードの募金としてキックバックさせた-など7項目にわたる今回の疑惑。項目別に審議日程を設け、斎藤氏をはじめとする関係者の証人尋問を行うが、その数は最大で50人規模に上る見通し。(以下略)

今後の調査を見守りたいと思います。

さて、今回の騒動の発端となった告発文書へのリンクも紹介します。

そして週刊文春も記事を出しています。

この記事から私なりのポイントを挙げます。

・4人組の存在:

そもそもⅩ氏が告発したのは斎藤知事だけではない。片山副知事、県職員の総務部長、産業労働部長、若者・Z世代応援等調整担当理事の4人への言及がある。

※X氏:自死した告発者

2013~2016年に齋藤氏が総務官僚として宮城県に出向していた際に、兵庫県から宮城県に派遣されていた上記4人と仲良くなったとのことです。

また、斎藤知事は4人組へ依存することが多く、県庁で他の者からの不満が高まっていた、との旨も書かれています。

・X氏の私的な文書:

「6月ごろから、今度は維新会派の県議たちの間にも私的文章が流出したようだ。すると、維新の岸口実県議と増山誠県議が、百条委員会の場でⅩ氏のPCに入っていた全てのファイルを公開するよう強く主張し始めた」(自民県議)

X氏にとって公開されたくない私的な文書がPCに入っていたとのこと。これが駆け引きに使われていたようです。

・優勝パレードの謎:

維新の県議や兵庫県が百条委員会開催を阻もうとするのはなぜか。取材を通じて見えてきたものはある。

「昨年11月の阪神・オリックス優勝パレードの件でしょう。万博を見据えた大阪維新の肝いりイベントでした。告発文書には『必要経費を補うため、信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせた』旨の告発がある。実際、昨年のパレード開催直前に県の12月補正予算で、信用金庫への補助金の財源となる『中小企業経営改善・成長力強化支援事業』について、担当部局は当初1億円で予算要求したが、副知事の指示で4億円に増額したんです」(県関係者)

(中略)

県政の歪みを指弾したX氏の告発の正しさがまた1つ裏付けられたことになる。そして、脅迫者らが公表を恐れるものがもう1つ。

「ある県職員の自殺です。告発文書には、『パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症した』旨記されていますが、この課長は告発文書が公になった後の4月20日に自死しています」(同前)

情報盛りだくさんです。今後、必要に応じて各情報を追っていきたいと思います。

※この文春の記事タイトルに、7人の脅迫者、とあります。脅迫したかどうかはさておき、該当するのは、斎藤知事、そして4人組、さらに記事内で紹介されている、維新の会の県議2人、合わせて7人ということと思います。

最後に、気になる情報をいくつか挙げます。

事実解明が先、とする姿勢に反対する橋下さんですが…。

次期兵庫県知事選挙をめぐる意見も出ていることにも注目しておきたいところです。

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