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中国による海洋ブイの問題

今回は中国による海洋ブイ設置の問題です。

2024/07/06
中国が日本の大陸棚にブイを設置しました。

林芳正官房長官
「(中国側は)目的や計画等の詳細を示すことがないまま、ご指摘の海域に小型ブイを設置したことは遺憾である。透明性のある説明活動を行うようしかるべく申し入れを行った」

中国がブイを設置したのは四国の南方、沖ノ鳥島の北方に位置する、日本のEEZ=排他的経済水域に囲まれた四国海盆の海域です。

公海上ですが、日本に海底資源を開発する権利がある大陸棚と認められています。

(以下略)

いつもの中国による嫌がらせのような行為です。

ここに至るまでの出来事をいくつか取り上げます。

 国土交通省関東地方整備局特定離島港湾事務所は2023年4月14日、2023年度の事業概要を公表。「沖ノ鳥島における活動拠点整備事業」に88億円を充て、船舶の係留や停泊、荷捌きなどが可能になる港湾施設の整備を進める方針です。(以下略)

この沖ノ鳥島開発の件が背景にあると思われます。

江崎道朗さんのコメントを紹介します。

昨年、日本政府は沖ノ鳥島の整備に乗り出した。それに対して中国側も牽制の対抗措置を仕掛けてきた。この順番を踏まえずに、日本政府は何をやっているんだという批判をするのはどうなんだろうか。

確かに、順番を踏まえた上で意見を述べるのは重要と思います。

さて、フィリピンは中国のブイを撤去しました。

その後、中国が先鋭化したとのことです。

さて、日本の事例に話を戻しますと、この件についてはもう少し調べておきたいところです。

中国のブイは日本のEEZにあるのか否か?

中国が今回のブイを設置することは国際法に違反するのか否か?

こういったことを調べた上で、日本の今後の対応をどうすべきか、考えていきたいと思います。

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