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ロシアと北朝鮮 事実上の軍事同盟

日本の近くに、危険な核保有国3国があります。中国、ロシア、北朝鮮です。

そのうちの2か国、ロシアと北朝鮮が接近しています。

2024/06/20 #プーチン大統領 #newszero #日テレ
24年ぶりに北朝鮮を訪れているロシアのプーチン大統領と金正恩総書記との首脳会談が行われました。北朝鮮・ロシア、それぞれの思惑について解説します。

この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/international/9d4b5f64a21940f7b09874812b59df97
(以下略)

この両国による事実上の軍事同盟が成立しました。

2024/06/29 #北朝鮮 #ロシア #条約
条約に48カ国が懸念を示しました。日本とアメリカ、韓国を含む48カ国とEU=ヨーロッパ連合は28日、共同声明を発表し、北朝鮮とロシアの包括的戦略パートナーシップ条約に「深い懸念」を示しました。これに対しロシアは、国連安保理でアメリカと韓国が朝鮮半島周辺の緊張を高めているとして、条約は「誰かを脅かすものではない」と正当化しました。会合終了後、アメリカのウッド国連次席大使は「軍事技術協力を保証する条約で安保理決議違反だ」とロシアを強く批判しました。

第三次世界大戦とは物騒ですが、大袈裟な表現とは思えません。

峯村健司さんの記事を紹介します。

ロシアのプーチン大統領が19日、24年ぶりに北朝鮮を訪問し、首都・平壌で金正恩朝鮮労働党総書記と会談した。両首脳は「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。

筆者が注目したのは、その第4条だ。

「締結国が武力攻撃を受け、その結果、自国が戦争状態に陥った場合には、他方の締約国は自国が自由に利用できるあらゆる手段を用いて、ただちに軍事的およびその他の援助を提供する」

北朝鮮はソ連との間に「軍事的な支援」を含む、「ソ朝友好協力相互援助条約」を締結していたが、ソ連崩壊後、更新されていなかった。今回の条約で事実上、冷戦時代の条約が復活したことになる。

(中略)

こうした両国接近の動きに対し、内心いらだちを募らせているのが中国だろう。露朝首脳会談の前日の18日、中韓両国の外務・国防当局の次官級による初の外交安全保障対話(2プラス2)をソウルで開いた。中国による露朝接近への牽制(けんせい)といえる。

中国と北朝鮮の間にも、露朝と同様の規定を含む、「中朝友好協力相互援助条約」がある。中国側は「第2次朝鮮戦争」に巻き込まれる可能性がある同条約の見直しを内部で検討していた。中朝関係は「血で固められた同盟」と日本ではみられているが、決して一枚岩とは言えないのが現状だ。

今回のプーチン氏の訪朝が、東アジアの国際秩序に地殻変動をもたらすきっかけになる可能性があると筆者はみている。

日本が主導して外交攻勢をかけることで、「ロシア・中国・北朝鮮の三角関係」にきしみが生じることもあり得る。それがうまくいかなければ、日本の周辺に敵対的な「悪の枢軸」を誕生させることになりかねない。

こうした変化を日本政府はしっかりと捉え、対応できるのだろうか。いつまでも国内問題にとらわれている時間はない。

中国と北朝鮮の間にも「中朝友好協力相互援助条約」がありますが、中国は今回の件でいらだっている、との見解です。事実はどうかはさておき、日本が主導して外交攻勢をかけることで、「ロシア・中国・北朝鮮の三角関係」にきしみを生じさせる、ゆさぶりをかけるような外交が必要という峯村健司さんのご意見に賛同します。

2017年に、以下のような事例で中国と北朝鮮の関係が悪化したことがあります。

北朝鮮の中国名指し批判論評 英語版も「レッドライン」に言及 2017.05.08

こういう機会に日本が何かアクションをできれば、と思います。

さて、この記事では、2つの条約が出てきました。

・ロシアと北朝鮮:包括的戦略パートナーシップ条約

・中国と北朝鮮:中朝友好協力相互援助条約

ロシアと中国は?と思う方がいるかもしれません。この両国にも同様の条約といっていいものはもちろんあります。

・中国とロシア:中ロ善隣友好協力条約

中ロ協力軸に連携 米に対抗「多極化」画策 2021年12月8日(日本経済新聞)

ユーラシアの地政学を一変させる象徴的な出来事になったのが、2001年7月16日の中ロ善隣友好協力条約調印だ。ソ連時代に国境紛争を抱えた両国だが、モスクワを訪れた中国の江沢民(ジアン・ズォーミン)国家主席はプーチン大統領と固い握手を交わし「戦略的パートナーシップ」の強化へかじを切る。(以下、会員用記事)

2001年に成立し、2021年に更新されています。

日本は、近くに危険な核保有国3国があるという現実を踏まえて、今後も国防・外交政策を考える必要があります。

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コメント

  1. 4‐YouMe より:

    中国とロシアは、お金の関係。敵同士にはならなくとも、お金の切れ目は縁の切れ目。
    北朝鮮はジュニアパートナーから、軍事同盟国になることができました。国民を飢えさせても、核や武器を作るのを頑張った成果です。当然、西側陣営から見れば脅威ですが、我々以上の危機感の中で必死に「頑張った」のです。軍もウクライナ後方部隊に入ります。野心と自信が育まれることでしょう。

    一方、ウクライナ戦争を実際にさせているのは米国Dだというのが、海外メディアの考え方の主流に見えます。ウクライナの悲劇は悲惨な映像も含めて伝えられますが、いつまでも日本のように漠然とかわいそうとは言っていません。T氏の連邦議会に関する裁判も当時同種の罪で立件された警察官は無罪になりましたので、返り咲く障害にはならないでしょう。しかも、あの討論でしたが、お取替を求められ、正常な支持集めは難しい状況。独りで決めることではありませんが、T氏は、豪華ではない、良い顔も自慢もできない、しかも壊すことにお金をかけるなど、嫌いなはずです。

    戦費負担をするお約束してしる日本、やはり運命を握られているのは米国です。

    私にとっては東京都知事選など問題ではない。
    米国大統領選以外に注目すべき選挙などない。
    手法のみではなく、どちらの陣営に、より優秀な高官とスタッフが配置されるのか。

    友好的、そして相対する双方の担当官にいうべきことを言える閣僚、外交官…いてほしいものです。武力衝突を防ぐために、国のために戦う閣や外交官たちがいてほしいものです。