竹富町の訪問税導入の議論に注目しています。
※竹富町は、沖縄県八重山郡の町。日本最南端の町で、9つの有人島とその周辺の無人島からなる。
2024/01/14
竹富町が導入を検討している「訪問税」について審議する委員会は、一人あたりの徴収を原則2000円とする案を町に答申しました。9つの有人離島を有する竹富町は、コロナ禍前の入域観光客が年間100万人を超えていて、ゴミの処理や公衆トイレなどのインフラ整備の財源確保が課題となっています。
このため町は、島を訪れる人から徴収するいわゆる「訪問税」の導入を検討していて、審議委員会は一人当たり原則2000円とする答申を前泊町長に提出しました。
前泊正人町長:
『何のために必要なのかしっかりご理解頂いて制度としてしっかりと走らせる』また、医療関係者など特定の目的で島を訪れる人は年間3000円、八重山圏域の住民については年間5000円とする事も盛り込まれています。
竹富町は住民説明会を開催し、3月の町議会に条例案を提出する方針です。
年間100万人が訪れる、とのことです。税収が足りない、ということに疑問を抱きます。
竹富町の有識者会議で方針を出した、とのことですが、税金に解決策を求めるような会議に集まっている方々は有識者としてのレベルが怪しいのではないでしょうか?
年間100万人が訪れるほどのポテンシャルを生かしてほしいものです。
私の考えとしては、需要があるのですから、島内の商行為においてそれ相応の価格設定をすることが重要と考えます。安すぎる価格設定をするのは受け入れる側も訪問する側も損をすることになりうるように思います。
観光税の議論も同様。
新税である観光税のご提案です。 https://t.co/CdXyGW03JY
— 渡瀬裕哉 (@yuyawatase) May 17, 2022
ちなみに、
加来候補予定者が言及したベネチアの観光税は、
宿泊税とは更に別物の新税
です
地域の主力観光資源に課税し、利用料を全観光客から取るものです
当然ですが、宿泊税の導入も、ということになる可能性もあります
一地域のみの税でも新税導入を認めると、
それはやがて横展開されます— 渡瀬裕哉 (@yuyawatase) May 17, 2022
宿泊税や訪問税は、域外人に負担を求めるから構わない、という、国内で地方自治体が関税や入国税を課すに等しい行為なので、そもそも国として禁止すべき行為だと思います。
なぜなら、地方自治体が正式に関税や越境税を作ることを肯定することになり、それは事実上独立を認めることになるからです。
— 渡瀬裕哉 (@yuyawatase) February 8, 2024
政治家が訪問税、観光税、へ安易に飛びつくことを防ぐために、対案について準備する必要があるように思います。