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青春を失う可能性のある学生運動⁉

先日、草月ホールで舞台を見てきました。

安保闘争時代の学生運動をテーマにした舞台『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争』が開幕。
この舞台は、ドフトエフスキーの文学作品を、安保の時代に置き換え、理想と現実の間で揺れる若者たちを描いた切なくも儚いアンダーグランド青春群像劇、初演は12年。ミュージカル「ヘタリア」シリーズや、舞台「炎炎ノ消防隊」など人気マンガやアニメ原作の舞台化や、昨今では【社会問題×エンタメ】をテーマにした映画「君たちはまだ長いトンネルの中」等の監督を務めるプロデューサー なるせゆうせいが手掛ける。今回は子供たちへの本格的な舞台芸術作品を体験することを目的とした、文化庁子供鑑賞体験支援事業として小学4年生~高校3年生までの方に無料招待も行っている。

(中略)

物語
時は、高度経済成長し続けた1960年代後半。
世界を変えるのは自分たちだと本気で信じ、
学生運動が活発化していたそんな時代に日暮タモツ (18) は大学に入学した。
タモツはまったくのノンポリだったが
思想を持つインテリがモテるという理由なだけで、熱き思想団体に入部。
マルクスかぶれのフリをし、世界を変えられるのは自分だと吹聴したタモツに
先輩たちは新入生歓迎の儀式だととある指示を出す。
とある場所に行き、とあるスイッチを押してこいと。
タモツは、それが時限爆弾の爆破装置のスイッチだとも知らずに
それを実行し、殺人を犯してしまう。
やがてその事実を知り、罪の意識に苛まれるタモツ。
学生運動の鎮圧に目を光らせる警察当局からも逃げ、
その逃げている中で出会う血だらけの美少女純子。
この純子への下心から革命思想団体へと再び逆戻りした事により
タモツはさらなる時代の渦へと巻き込まれていく …。

登場人物の一人に樺(かんば)美智子という方がいるのですが、実在した人物のようです。

観に行った方々の感想をいくつか紹介します。

今回の舞台のテーマとなった学生運動ですが、現在も残っています。文部科学省ウェブサイトの情報を共有します。

学生運動 文部科学省

学園紛争の鎮静化
学生運動は、昭和三十年代においては、日米安保条約反対闘争などをめぐって運動が過激化したが、四十年代になると、政治闘争に加えて大学の管理運営や学費値上げなど学園問題を取り上げ、一般学生を巻き込む形で大学内における紛争が頻発するようになり、四十四年一月の東京大学安田講堂事件の前後から、大学紛争は全国に拡大し、過激化、長期化した。このころ、欧米諸国においても、ベトナム反戦運動等を契機として、学生運動が多発したが、これらは戦後に生まれ育った学生、大学の大衆化、新左翼の台頭など共通する背景を有しており、我が国の学園紛争もこのような国際的な時代の流れの中にあったと言われている。しかしながら、四十四年八月、長期間の紛争校に対する教育等の停止・休止措置等を内容とする大学の運営に関する臨時措置法が成立してからは、各大学における大学改革への取組が進むとともに紛争の自主解決が図られ、同年十一月以降は急速に鎮静化の方向に向かい、一般学生の学生運動離れが進行し、闘争の場は学園外に重点が移るようになった。このような中、孤立化した過激派の暴力的党派抗争が多発して死傷者も数多く出た。また、四十七年には学生を含む過激派集団によって連合赤軍リンチ事件や浅間山荘事件などが引き起こされ、社会を驚かせたが、大学の問題として論議されることは次第に少なくなった。このように紛争事案は減少したものの、過激各派が一部の学園施設を政治闘争の拠点として利用し、勢力を拡大しようとする動きはいまだ続いている。闘争目標とされた主要なものには、「成田空港開港」(五十三年)、「東京サミット」(六十一年)、「大喪の礼」(平成元年)、「即位の礼・大嘗(じょう)祭」(二年)がある。

以前の記事でも紹介しましたが、現在でも残っている話です。

最後に関連動画を共有します。

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