今回は芸能ネタではありますが、危機管理の観点から参考になると思い、取り上げます。
先日、文春砲がダウンタウン松本人志氏をヒットしました。8年前、2015年の出来事とのことです。
《参加女性が続々告発》「全裸の松本人志がいきなりキスしてきて…」「俺の子ども産めや!」1泊30万円の超高級ホテルで行われた「恐怖のゲーム」https://t.co/LYitKAj3RM#文春オンライン
— 文春オンライン (@bunshun_online) December 26, 2023
「彼女たちは『ものすごいVIPとの飲み会だから』としか聞かされていません。
飲み会スタートから大体3時間後に、後輩芸人が『ゲームを始めよう』と声をかけ、ベッドルームで女性と松本さんが2人きりになるよう仕向けるのです」 https://t.co/mBYpSH2KqS
— 文春オンライン (@bunshun_online) December 26, 2023
松本人志氏のツイートは12月26日に以下のツイート後、しばらく更新が止まりました。
はい。今宵も勝ってくれる人!😃 https://t.co/rQmJvTPXMj
— 松本人志 (@matsu_bouzu) December 26, 2023
数日後に以下の意味深(?)なツイートが出ました。
いつ辞めても良いと思ってたんやけど…
やる気が出てきたなぁ〜。— 松本人志 (@matsu_bouzu) December 28, 2023
さて、色々な意見がありますが、ここで吉峯耕平弁護士の分析を紹介します。
しょうがないから、有料登録して全文よみましたよ。
2人の被害者が告発していて、うち1人については小沢、松本とのLINE、SMSの画像がある。この記録は捏造ではないだろう(松本の電話番号であることの裏は取っているようだ)。
そうすると、ホテルでの飲み会があったことは事実だろう。問題は、 https://t.co/X0rPZ98RCe pic.twitter.com/1Be93BD4vp— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023
その場合、文春が性加害(不同意わいせつ罪に当たるような事実)が真実であると立証できれるかが焦点となる。
ただ、文春はこの報道以上の材料を隠し球として持っているはずで、松本としては、訴訟にすることのリスクも考えるはずだ。とはいえ、放置すれば性加害を事実上認めることに近い。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023
ただ、本件は、少なくとも現状では、告発が捏造(の可能性が高い)と判断する材料はない。
可能性を想定することは必要だが、捏造だと告発者を批判することは控えるべきだろう。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023
本件の事実認定のポイントは、まず、「スピードワゴン」小沢一敬のLINEだ。今ごろ吉本興業の危機管理チームが検討してるだろう。
告発が大枠で正しいのであれば、膨大なLINEが保存されているはず。女衒業務の記録、証拠作りにLINEを使っていたのであれば、消去できないはずだ。 pic.twitter.com/4NEQzS12JQ— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 27, 2023
これはどうなんだろう。
Daigoの投稿は「なぜ警察ではなくて、週刊誌なんだ」という疑問だが、その背景には適正な手続によって処理されることへの願望があると思う。
週刊誌による告発を全て否定するものではないが、それが私刑として機能することへの危惧は正当なものだ。https://t.co/XCxStFi9Pg— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 28, 2023
色々ポイントがあると思いました。
・8年前のことをなぜ今頃?
・文春はさらなるネタを用意している可能性。
・同様のパーティー?は何度も開催されていた可能性。
・当の松本人志氏はしばらくだんまり。
・警察ではなく週刊誌を使うことで被害者の望む処分の可能性。
岡野武志弁護士の分析も共有します。
今後の推移を適度に注視していきます。