今回は2019年のNHKの番組を紹介します。
「政治資金監査情報」NHK
政治資金チェックする“監査人”が繰り返し「監査ミス」
中には4年連続でミスを指摘された監査人もいて、専門家は「本当に第三者が監査しているのか疑われかねず、大きな問題だ」と指摘しています。⬇️「連続ミス」=「偽装工作」!?「#安倍政権」https://t.co/0fGQwpy7Zi pic.twitter.com/UAuQGuBQ3J
— オリオンの風 (@orion1223star) November 29, 2019
※↑のツイート上のリンクはつながらないようなので、こちらをどうぞ
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/26689.html
政治資金監査制度の経緯
平成19年、閣僚などが関係する政治団体の光熱水費や事務所費をめぐる問題が相次ぎ国民の政治不信が高まったことを受けて、政治資金規正法が改正されました。
その結果、国会議員が関係する政治団体は、平成21年分の政治資金収支報告書から、すべての支出について領収書を保存するとともに外部監査を受けることが義務づけられました。
監査を担うのは、政治資金に関する研修を受けて総務省の政治資金適正化委員会に登録した税理士や公認会計士、それに弁護士で、ことし9月20日現在で5013人が登録しています。
監査人は、政治資金の使いみちが妥当かどうかをチェックする権限はなく、会計帳簿や領収書などが適切に保存されているか、金額や日付などに不自然な点がないかなどを外形的にチェックするだけですが、単純ミスの見逃しや確認不足などが後を絶ちません。
このため、総務省の政治資金適正化委員会は、平成26年分の収支報告書から提出された書類を確認する過程で監査ミスが見つかった監査人に対して、指導・助言を行っていて、平成26年分は17人、平成27年分は48人、平成28年分と29年分はいずれも46人が監査ミスを指摘されています。
政治資金適正化委員会は、今後、ミスを指摘された監査人への研修を充実させ、確認不足に伴うミスの事例集を作成して周知を図るなどして、監査の質の向上を図りたいとしています。
制度の概要はある程度ご理解いただけたのではないかと思います。
登録政治資金監査人証票を公表されているツイートがありましのたで、共有します。
【登録完了】
ずっと登録を求められていた政治資金監査人、やっと登録しました!
税理士として、会計士として、そしてイチ地方議員として頑張ります!#茨木 #政治資金監査人 pic.twitter.com/tAM7RkmukU— 萩原佳@H&H合同会計事務所所長・会計士・税理士 (@handhgodokaikei) August 28, 2018
登録政治資金監査人として、総務省・政治資金適正化委員会の登録を受けました。
公益のためがんばりたいと思います。 pic.twitter.com/H4BJJ1xVVX
— 深谷高史(マンション管理士・税理士) (@hidamarimz) September 4, 2023
登録政治資金監査人名簿に登録された、ということで私の氏名が官報に掲載されていました。
官報に載るなんて久しぶりだなぁ! pic.twitter.com/SOOaq1mWiY
— 深谷高史(マンション管理士・税理士) (@hidamarimz) December 3, 2023
さて、最近世間を騒がしている話題のひとつはこれでしょう。
2023/12/09
政治資金パーティーを巡る問題では、松野官房長官を含む安倍派の幹部6人に収支報告書に記載のないキックバックがあったとみられることが分かりました。関係者によりますと、安倍派の政治団体「清和政策研究会」では、5年間でパーティー券の販売ノルマを超えた分の1億円以上が所属議員側にキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。
その後の取材で、塩谷立座長や西村康稔経産大臣、萩生田光一政調会長側にも、記載のないキックバックがあったとみられることが新たに分かりました。
これまでに松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長側には、それぞれ1000万円を超えるキックバックが記載されていない疑いがあることが分かっていて、問題は安倍派の幹部6人に広がっています。
今回の件、脱税の指摘があります。朝日新聞の記事を共有しておきます。
裏金受領、申告せねば「税逃れ」 税法専門家が期待する国家権力とはhttps://t.co/EGQVOYnCsB
収入があったことを知らなかったわけはないのだから、納税していないのであれば「税逃れ」と言える。税金の使い道を決める国会議員が、税を納めていないとすれば許されない。 pic.twitter.com/SH0a3f3vI7— 朝日新聞デジタル (@asahicom) December 11, 2023
――税務的な視点から最も問題視すべきことはなんでしょうか。
政治団体の場合、パーティー券を販売して収入を得たとしても、それは法人税の対象である「収益事業」とは見なされないと実務上、解釈されていて非課税となる。それについては個人的におかしいと思うけども、仕方がない。
もっとも問題なのは、パーティー収入の一部が議員にキックバックされているのにもかかわらず、自身の政治団体の政治資金収支報告書に記載していないという点だ。議員個人の懐に入っていると見ざるを得ない。議員は「雑所得」を申告し、所得税を納めなければならない。
ここで、冒頭に紹介した登録政治資金監査人について考えてみます。
監査人は、政治資金の使いみちが妥当かどうかをチェックする権限はなく、会計帳簿や領収書などが適切に保存されているか、金額や日付などに不自然な点がないかなどを外形的にチェックするだけですが、単純ミスの見逃しや確認不足などが後を絶ちません。
登録政治資金監査人は、政治資金の使途のチェック権限はないとはいえ、政治資金収支報告書に記載すべき大きな収入の有無のチェックくらいはすべきではないでしょうか(今回の例でいえば、キックバックされたパーティー収入)?
※複雑な制度なので、私も追い切れておりません。適宜ご意見などコメントいただけますと幸いです。
政治団体の「会計責任者」には会計士等の資格要件はないわ?
ただし政治資金監査報告書というのがあって、これは資格のある登録政治資金監査人が作成するわ
ただこれは政治資金収支報告書本体とは別物なのよw
ややこしいけどそういうことだわhttps://t.co/9fjG9skZE6https://t.co/HepYzuaHAS pic.twitter.com/fs5VyeaLWb
— 音無ほむら(エコーニュース) (@echonewsjp) January 21, 2023
最後に、今回の件では、やたらと安部派の議員が狙い撃ちにされているような感じがします。自民党内の派閥闘争というやつでしょうか。
正義のミカタ。この話は本番前にわかっていたけた誰も触れなかった。岸田政権に痛手かというと、安倍派には痛手たが、岸田派にはそうでもない→松野官房長官を更迭へ 裏金疑惑#Yahooニュースhttps://t.co/RMy25lYBb9
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) December 9, 2023
昨日こんなことを言っていたら、やはりその流れかも→松野・西村・萩生田・高木氏更迭へ 世耕氏も交代 安倍派5人衆一掃https://t.co/ey3aDKLNmA
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) December 9, 2023
昨日こんなことを言っていたら、やはりその流れかも→松野・西村・萩生田・高木氏更迭へ 世耕氏も交代 安倍派5人衆一掃https://t.co/ey3aDKLNmA
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) December 9, 2023
【12/9 サブスク記事】
(新田 哲史)万一、安倍派の裏金問題を「対岸の火事」のように思っている岸田派の関係者がいたとすれば、能天気だ。実は朝日新聞は、中央政界で起きている問題と別に、岸田首相にトドメを刺しに行く別の事件を追いかけている。https://t.co/6jiEq8XhUI #サキシル #SAKISIRU
— SAKISIRU (サキシル)「先を知る、新しい大人のメディア」 (@sakisiru) December 9, 2023
今後の展開に注目です。