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OSI参照モデル(とTCP/IPモデル)

今回はOSI参照モデル、を取り上げます。それに加えて、TCP/IPモデルも後ほど出てきます。これに関しては、おそらく知らなくても日常生活は送れると思います。私は参議院で総務委員会に所属しており、この委員会の所管に情報通信分野が含まれていることもあり、個人的な勉強のために少し勉強してみた次第です。

まず、わかりやすく説明された動画を共有します。

分かりやすく解説されたウェブサイトから抜粋します。

OSI参照モデル(「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典)

まず、通信するときは送り手と受け手で同じルールを共有する必要があります。
片方が日本語で話しかけたのに、もう一方が英語でお返事したのでは、コミュニケーションが成り立ちませんよね。
それと同じです。

ところがどっこい、以前はメーカーごとに好き勝手なルールを作って、好き勝手に通信をしていました。
あるメーカーさんが作った機器は日本語でやり取りしていましたし、別のメーカーさんが作った機器は英語でやり取りしていたわけです。

これでは、別のメーカーさんが作った機器とやり取りしようとしても言葉が通じません。
「他のメーカーの製品とは通信できない」残念な状況だったのです。

これは不便ですよね?

そんな状況を見た賢い人が「共通ルールを作ってしまえば、メーカーが違っても通信できるんじゃないかな?」と考えました。

なるほど、確かにそうです。

そこで国際標準化機構という団体さんが「データ通信機能は、こんな感じにしてね!」なルール(モデル)を作りました。

このルール(モデル)を満たしている製品は、異なるメーカーでも通信できます。
人種が違っても同じ言語を話せばコミュニケーションは取れますよね。
それと同じです。

この

異なるメーカーの製品でも通信できるようにするために作られたルール(モデル)

が「OSI参照モデル」です。

OSI参照モデルでは、ネットワークを7つの階層に分けて考えます。
なんで分けて考えるかというと、まとめて考えると頭が痛くなるからです。
あっちもこっちも一度に考えるより、部分ごとに1つずつ考えた方が分かりやすいですよね。

その分けた階層は以下の7つです。

第7層:アプリケーション層
第6層:プレゼンテーション層
第5層:セッション層
第4層:トランスポート層
第3層:ネットワーク層
第2層:データリンク層
第1層:物理層

生徒手帳をイメージすると、少しは分かりやすいかもしれませんね。
生徒手帳には、いろいろな校則が載っています。
それぞれの校則は7つの大項目のいずれかに分類されています。

生徒手帳が「OSI参照モデル」です。
校則の大項目が「7つの階層」になります。
同じ校則を守ってる機器同士は通信できる理屈です。

(中略)

一言でまとめるよ
まぁ「OSI参照モデル」って単語が出てきたら「通信機能をふんわりと定義したものなんだな~」と、お考えください。

こういう標準化が発明されたわけです。しかし、国際標準化機構(ISO)がつくったOSI参照モデルの他に、米国国防高等研究計画局(DARPA)がTCP/IPモデルを作りました。現在では、後者の方が主に利用されているとのことです。

以下、これらに関するSNSコメントを共有します。

https://twitter.com/Lycolia/status/1438655162692751361?s=20

とりあえず、分かったようで、分からないような、感じがします。

もし、総務委員会で通信規格などが審議対象となる場合には関連事項を色々と確認してみようと思います。

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コメント

  1. 名無し より:

    ああ懐かしい。まぁ、通信の基礎中の基礎の部分ですよね。大半の人は知らない話。エンジニアなら知ってて当たり前の話。これを理解したら、pingはネットワーク層(第3層)レベルでつながっているかどうかをテストするコマンドだということを知ればだいたい事足ります。