今回は前回に引き続き、アメリカ中間選挙についての話です。
私は以前、渡瀬裕哉さんから次のご献本をいただいておりました。
ひととおり読んでみましたが、米国政治の専門家による素晴らしい分析に感嘆させられる内容です。
新著が発売することになりました。タイトルは編集者さんにお任せですが、現代の米国政治について「動的」に考察するとはどういうことか、という内容です。書き上げた内容が次々と実現しそうなので早く発売してほしいです。
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— ワタセユウヤ (@yuyawatase) March 2, 2022
まず、この本の「おわりに」の部分を抜粋します。
2024年大統領選挙以後に米国の政治が正常化して、世界のリーダーに相応しい信頼に足る振る舞いをする可能性は低い。
我々は混迷の時代を受け入れる覚悟を持ち、中長期的な時代の流れに備えることが必要となってくる。その際に必要な人材とは、何かが発生してから右往左往する人々ではなく、あらかじめ起きうる事態を予測した上で、自ら新しい枠組みやルールを形成していくことができる人々だ。そのためには、少なくとも政治に関する数年先の未来について具体的に予測・分析できる能力が必要となる。
今後、この本の第3章「2022年中間選挙・2024年大統領選挙」を取り上げます。この章は5節あり、以下の通りです。
第1節 2年後の大統領選挙を占う連邦上院議員選挙
第2節 加速する「政治的分断」連邦下院議員選挙
第3節 トランプ&カマラ・ハリスの影響力低下
第4節 バイデン政権後期(2023~2024年)の見通し
第5節 2024年大統領選挙の見通し
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