今週、私は参議院予算委員会での質問の機会があります。
NHKの中継が予定されている予算委員会での質問ということで、緊張しますが大変やりがいを感じています。頑張っていきます。
さて、参議院の予算委員会ですが、これまでの私が質問の機会のあった他の委員会とはかなり異なっています。NHKテレビ中継があり、また総理大臣を含む全大臣に質問し答弁を求めることもできます。
その他、異なる点として、質問時間が片道方式というものです。
参議院予算委員会における質疑の方式には、「片道方式」「往復方式」と呼ばれる2つが採用されています。
片道方式は、答弁時間を含めない形で各会派に質疑時間を割り当てる方式です。片道方式の場合、大臣等が答弁している時間は質疑時間としてカウントされません。他方、往復方式は、答弁時間を含めた形で各会派に質疑時間を割り当てる方式です。往復方式の場合、大臣等が答弁している時間も質疑時間としてカウントされます。
参議院予算委員会の質疑は片道方式により行うことが原則とされ、全大臣が出席して行われる総括質疑(基本的質疑、締めくくり質疑等)及び一般質疑がこの方式により行われています。ただし、公聴会、集中審議等については例外的に往復方式で行われています。
近年、片道方式による質疑は、衆参両院の委員会において、一部の例外を除けば、参議院予算委員会でのみ行われています。同委員会における片道方式の歴史は古く、第15回国会の昭和27年度補正予算審査から採用されています。
(中略)
片道方式の効果として、大臣等の答弁が長くなっても質疑者の持ち時間が減らないため、質疑者の発言の時間が保障され、限られた持ち時間であっても多くの質疑を行い得ることが指摘されています。一方で、質疑者があまり答弁を求めず発言し続け、結果として大臣等の答弁時間が短くなった場合には、質疑者は計算上の所要時間よりも早く質疑を終えることになります。片道方式において、割り当てられた質疑時間の中でどのような質疑が行われるかは、参議院予算委員会ならではの見所と言えるでしょう。
これまで、往復方式の質問時間のみを経験していました。質問に対する答弁時間がどの程度になるのか、ある程度予想しつつある程度増減・ぶれがあります。質問の途中では残り時間を考えながら、場合によっては質問を削ったり順番を入れ替えたり、と色々大変です。
一方、今回の予算委員会では片道方式です。こちらの質問時間が確保されるので、用意した質問を全てこなすことはやりやすくなりそうです。
11日、予算委の基本的質疑で質問。午後4時からの予定でしたが遅れて午後5時10分頃から始まり、午後6時に終了、質問時間は約50分間でした。質問は参院予算委独自の片道方式で、質問者の持時間のみがカウントされ、答弁時間は入りません、答弁の時間は便宜的に1.5倍と計算されて時間割りが組まれます。 pic.twitter.com/F7FdKOZDDk
— 片山虎之助 (@katayama1122) June 15, 2020
私にとって参考になりそうな動画を紹介しておきます。