参議院選挙が終わってそろそろ落ち着いてきた頃でしょうか。おそらく10月上旬に臨時国会が召集されると思われます。
さて、毎月報道各社が政党支持率の世論調査の結果発表をしているのですが、今月のNHKによる世論調査の結果がこちら↓。
NHK世論調査 政党支持率
自民 36.2(%)
維新 5.1
立民 4.8
公明 2.9
共産 2.5
国民 2.1
参政 1.6
れ新 1.5
社民 0.4
N 党 0.4
なし 34.9 pic.twitter.com/9Sk3cOjVRx— 517acid (@517acidSeason3) September 12, 2022
こういうのに一喜一憂をする必要はないとは思いますが、ひとまず大きな流れはつかんでおきたいところです。参院選のあたりから自民党に次いで維新が来ており、定着しつつあります。そして、参政党の支持率の上昇には驚異的なものがあります。今回はれいわを上回っております。
参政党(に限らずどの国政政党でもそうかもしれませんが)については否定的な意見があるのは確かですが、それらを吹き飛ばす勢いで支持率が上昇しています。
別に今の参政党を支持しているわけじゃないが、客観的な組織力の見通しの比較。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 17, 2022
以前、この参政党のボードメンバーであった渡瀬裕哉さんの予想として、野党第一党になるのでは、ということです。このツイートのリプに興味深いコメントがあったので紹介しておきます。参政党の一員であったがゆえにその組織構造をしっているからこその発言です。
主張に対する批判は俺も当然にそう思いますが、あの政党は政策関係ないというのが最大の強みなので、そこは何とも言えないなと笑
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 17, 2022
あの主張は一時的なものだと思いますよ。決まった政策はないでしょうから、その都度取り込みたい層の政治的主張を取り込んで大きくなっていくと思います。党自体がそのような構造になっています。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 17, 2022
支持者が悉く飲み込まれていくことになるでしょうね。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 17, 2022
自分は減税で規制廃止ならそれで良いです。それと、あくまでも政策の話ではなく組織構造の比較の話です。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 18, 2022
キーワードは「組織構造」と思われます。もちろん、党を引っ張る神谷宗幣参議院議員をはじめとするボードメンバーのカリスマ性も大きいとは思いますが、それが本質ではない、と渡瀬裕哉さんが(参政党所属時に)述べておられます↓。※以下のツイートは2020年のものです。
我が党の政策はこれです!って、党本部の非専門家が独断で決めるやり方は古臭いと思うので、できるだけ多くの人たちの具体的な政策を取り入れるべきだと思います。
政策の方向性は作るものの、あとは開放型の政策の方向性かなと。そこまで行くのは時間かかるから、我々も党員も忍耐が重要かなと。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) July 24, 2020
ただし、参政党は、
カリスマ党首による党勢拡大、
という前近代組織の必殺技が逆に使えないので、
その点はゆっくり・じっくり時間かかるなという印象。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 9, 2020
維新の党員数は1万9000人、立憲民主党5万人、自民党100万人、ということで、それほど大したことはないと思う。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 13, 2020
このまま党員数が増えて10万近くになると、相手が瓦解する可能性が高いので、そのまま戦わずして勝てるかも。
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) August 13, 2020
参政党の組織運営が近代政党らしく、党員が中心、であると理解しました。私自身はどうやってそのような運営ができるのかはなかなか理解が難しいところですが、現実に支持率をぐんぐん上昇させているのは事実です。近代政党とは、そして米国共和党の組織とは、等について勉強していく意義がありそうです。
最後に、参政党所属時の渡瀬裕哉さんの動画を紹介しておきます。