先の第208回通常国会で成立したAV新法について、その後色々と話題になっております。
少しだけおさらいしておくと、私はこの法案の採決時には反対しました。
https://twitter.com/satoshi_hamada/status/1536943125721100288?s=20&t=jLMdDLo8VoXGrde932TT4g
https://twitter.com/satoshi_hamada/status/1537095773422161920?s=20&t=jLMdDLo8VoXGrde932TT4g
この法律が成立してから2か月以上経過し、色々と問題点が表出してきたようです。
さて、色々と問題が出てきて一部の国会議員でもこれを見直そうという動きがあるようです。そういう動きがあること自体は良いのかもしれません。が、そもそもほぼ全ての議員が賛成した法律なので、その解決を議員に任せるのは無理があるのでは、と考えます。
AV新法成立以前からこの法律に警鐘を鳴らし続けていた元官僚の宇佐美典也さんの意見を以下に羅列していきます。
私がAV新法の改正に期待しないのはごく当たり前の理由でして
「まともな法律を作れなかった不誠実な人たちが頑張って法改正したところで、また粗悪品が再生産されるだけ」
と思ってるからです。なのでAV新法は停止または廃止されるべきと思ってます。能力不足の不誠実な人たちに期待してはいけない— 宇佐美典也 (@usaminoriya) August 29, 2022
つまりAV業界はこのAV新法という法律がある限り、未来永劫議員様のご機嫌を伺って頭を下げ続けて献金されことを余儀なくされる。
AV新法の改正に期待する、ということはそういう屈辱的な未来が約束されるということになる。そのことの重みを考えたほうがいい。 https://t.co/JIMc8PUZwV— 宇佐美典也 (@usaminoriya) August 29, 2022
業界に大きな影響を与える法律というのは利権化を避けるために政府が立案作業を担当して、「議員ー官僚ー企業のすくみあい」の構図を作る。
「議員は官僚に強く、官僚は企業に強く、企業は議員に強い」
という関係でバランスが取れる。AV新法にはそれがなく、議員がすべての権力を握ってる。— 宇佐美典也 (@usaminoriya) August 29, 2022
ちなみになぜこのような言論弾圧が議員立法の場合成り立つかというと、議員立法の場合は答弁者が政府ではなく議員だからとなる。
議員のメンツを保つために各党合意の範囲でしか質問が許されず、自由な質問ができない。結果出来レースになり、AVメーカーとその従業員の生活は犠牲になった。 https://t.co/HVgBDvASyb— 宇佐美典也 (@usaminoriya) August 29, 2022
今後、宇佐美典也さんの方でAV新法の問題への対処などについて報告があるようです。
平日毎日のお願いで恐縮ですが、AV新法の停止に向けた署名のご協力お願いします。お陰様で署名数10000を超えました!!!
当座我々は今のAV新法の下で何がどの程度のリスクでできるのか、行政当局と調整しつつ詰めています。なるべく早く報告の場を用意したいと思います— 宇佐美典也 (@usaminoriya) August 24, 2022
ちなみに、海外での事例を参考にすることは重要だと思います。
海外には「倫理ポルノ」という概念が発達しつつあるようで、AV産業は本来こういう事業者の人権を尊重するフェアトレード的な観点で規制されるべき。
残念ながらAV新法は根本的にアプローチ方法を間違えている。https://t.co/I4br73kIGh— 宇佐美典也 (@usaminoriya) August 29, 2022
今後、少しずつ状況が改善していくよう、私もできることをしていこうと思います。
コメント
どこまでいっても現与党は、少数弱者をないがしろにする与党だなと思います。一人だけ反対されたという勇気と行動に感服します。
metoo
現与党が~ってむしろ野党の共産党やその子分みたいなところも賛同して
さらにそっちと絡んでる有識者もいることを無視しちゃだめだろう
野党が反対しないとこうやってぬるっと通るわけで
スパイ防止法みたいに必死に怪しい奴らが反対すりゃいいのに、しなかったのが答えだろう