国会・参議院には行政に対する苦情窓口というものあります。
参議院ウェブサイトのトップページからリンクが張られています。
ここから行政に対する苦情を伝えることができます。ここに伝えられた意見は月ごとにまとめられて、参議院の行政監視委員会所属の議員に伝えられます。私は行政監視委員会に所属しており、伝えられた意見をまとめた報告書が毎月届きます。
過去の報告書について、以前ブログ記事で公開をさせていただきました。
令和4年5月の報告書が届きましたので、今回もここで公開をさせていただきます。紙の報告書をスキャンしたものになります。
行政に対する苦情2022年5月(PDF 2MB)
令和4年5月は11件の苦情報告があります。
参考までに令和2年では、6月の苦情は129件、7月の苦情は111件、8月の苦情は82件、9月の苦情は53件、10月の苦情は74件、11月の苦情は47件、12月の苦情は52件でした。令和3年では、1月は107件、2月は27件、3月は62件、4月は29件、5月は23件、6月は20件、7月は14件、8月は15件、9月は17件、10月は12件、11月は13件、12月は37件の苦情報告がありました。令和4年では1月は9件、2月は23件、3月は18件、4月は23件の苦情報告がありました。
どんな意見が届いているのか、以下一覧を示します。
今回は11件の苦情報告でした。今回はこちら↓を抜粋してみます。
[地方自治体の事務事業評価の公開の在り方について]
私の居住する市では、事務事業評価結果を公開しているのは一部の事業だけであり、その内容についても人件費等の詳細な情報は記載されていない。全事務事業の評価結果を見るためには情報公開制度に基づく開示請求を行わなければならず、時間も経費 も必要となる。地方自治体の全事務事業の評価結果を開示することとし、書式の統一や最低限の記載項目の徹底をしてほしい。
事務事業評価については以前取り上げました。
各地方自治体の自主性を尊重すべきとは思うものの、上記意見にあるように書式の統一や最低限の記載項目を設定することも一案とは思います。
とりあえず、各地方の議員さんのご活躍には期待しています。
役人に毒されると直ぐに事務事業評価は普段の作業に無駄だからやめようとなる。
しかし、税金を使っている以上、説明責任を果たすことも仕事です。仕事を予算を取って使い切ることだと勘違いしているから、そのような言い訳が蔓延る。
それを有効に生かすか否かは地方議員と有権者が決めること。
— ワタセユウヤ #とりあえず減税 (@yuyawatase) February 19, 2022
役所の仕事は、
・適切な目標数値の設定はほぼ不可能
・職員が行うのだから指標設定や改善が市民目線ではなくて当たり前です。
事務事業評価は、
役所の事務事業の実態を市民に説明することが目的です。
その事業の改廃は、住民に周知の上、市議会議員が議論すれば良いだけです。 https://t.co/Dmq5k9a5VN
— ワタセユウヤ #とりあえず減税 (@yuyawatase) June 7, 2022
これに関する動画を紹介しておきます。
とにかく、皆さんの意見を政治の世界に伝えていくことは重要です。私も頑張っていきたいと思います。
何はともあれ、行政に対して意見があれば、参議院行政に対する苦情窓口にどんどん送りましょう。
もちろん、下記を利用して送っていただいても結構です。