先月下旬に日経テレ東大学というYouTubeチャンネルで次のような動画がアップされました。
自民党の政調会長、高市早苗衆議院議員と鈴木一人東京大学教授とロンドンブーツ淳さんと謎の(?)ぴらめきパンダの4人による話です。
ロシアのウクライナ侵攻に関して、国連がその役割を果たせていない現状を踏まえてどうすればいいのか、について話をされています。自分なりにポイントをまとめると以下の通りです。
・ロシアや中国の拒否権を考えると、国連改革はハードルが高い。
・第2国連創設を検討すべき。
・日本の存在感を示していくべき。
第2国連創設ができるかどうかはさておき、現在の国連の枠組みとは別の国際連携を新たに作るという発想はあってしかるべきと考えます。難しいとは思いますが、自由民主主義国家の先進国の集まりであるG7を中心にした「第2国連」のようなものを作ることを検討してもいいのでは、と思いました。
現在の国連の枠組みでは、たとえ日本が常任理事国入りしてもそのうち日本に限界が訪れるのでは、といった中川コージさんの指摘↓は説得力があると思います。
国連体制安定維持はチャイナの自然肥大に長期で苦慮するということ。
これらの前提条件から、
日本は常任理事国入りすれば外交資源プラス、一方チャイナの自然肥大を許しマイナス。プラマイとんとんってところか。チャイナにとっては拒否権をもつ米国の友人が増えることは(多数決でない前提で)若干
— 中川コージ/ Dr.NAKAGAWA (@kozijp) May 23, 2022
米国は短中期では、日本に前衛基地としての負担を任せられるからそこはプラス(日本は負担は増えるけど、他国と安全保障連携の機会も増える)。
だけど、米中対立が解消されるわけではないし、長期的にはチャイナが相対的に伸びれば米側は「守り」がきつくなってくる。マイナスの先延ばしなんですよぬ。— 中川コージ/ Dr.NAKAGAWA (@kozijp) May 23, 2022
とりあえず、日本がやるべきことは経済成長することであり、そのためには減税や規制緩和を進めることです。日本国民の選択次第です。