先日(2022年4月6日)、参議院憲法審査会で参考人質疑の機会がありました。
参議院で私の所属会派「みんなの党」は、憲法審査会の議席を持っており、普段は渡辺喜美議員が出席していました。今回は渡辺喜美議員が別の用事のために私が代わりに出席して質問することにしました。
今回の審議内容としては、憲法56条に定められた「出席」に関することとして、のオンライン国会がテーマとなりました。
赤坂教授は憲法学で高名なヒツジ。エンデとベックマンから辿った国会議事堂の研究もある議事堂フリーク。
長谷部教授は最近の御著書で、議員は議場にプリゼン(現前)、そして国民レペゼン(代表)という有名なリリックを刻んだラッパーのヒツジです pic.twitter.com/yu2H0Yeg9a
— 国会情報をつぶやくヒツジさん (@KokkaiSheep) April 5, 2022
憲法審査会翌日の新聞記事です↓。
長谷部教授
〇ついにオンライン国会を認める
>認めないと最低限の国会機能を果たせない状況にのみ限るべき。今のコロナはそこまで至ってない
〇憲法は国家の良識?
>国会が機能しない場合にオンライン出席を認めないのは「良識」に反する(病気出産子育ての場合の代理投票はダメ、憲法改正すべき— 国会情報をつぶやくヒツジさん (@KokkaiSheep) April 7, 2022
赤坂教授
〇本会議:国民代表の理念からオンライン審議はごく限定的にのみ認められる
〇委員会:作業部会的な部分は、オンラインで効率的に進める余地がある
〇議会が物理的に集会できない緊急事態にこそ、国民代表の議論が必要。限定例外的にオンラインを採用することは議会の審議手続き形成権の範囲— 国会情報をつぶやくヒツジさん (@KokkaiSheep) April 7, 2022
今回は参考人質疑で、お二人の憲法学者の先生方に各議員が質問をする、という形式でした。質問時間は8分間でした。あまり時間に余裕がないので、自分がどうしても伝えたい内容をそれなりに詰め込んで話をしました。質問内容としては以下の通りです。
・大日本帝国憲法では、緊急事態への対応方法がそれなりに記されております。このことに関して参考人の先生方のご意見を求めました。
・憲法はその国の歴史・伝統・文化そのものである。憲法改正をする際には、先の憲法である大日本帝国憲法も当然参考にすべきと私は考えます。憲法改正草案作成の際に大日本帝国憲法を参考にすることについて参考人の先生方のご意見を求めました。
ご答弁はともかく、私としては、自分の伝えるべきことは伝えることができたとは思います。今後の憲法改正の際に少しでも参考になればと思います。
参考図書として、こちら↓の書籍を紹介します。
『日本国憲法を改正できない8つの理由 (PHP文庫)』(倉山 満 著) 読んだ。日本国憲法には誤植があり改正議論がしやすい筈が出来ない背景にある憲法理解の乏しさと各政党の特徴と歴史を元に指摘。少し古いが勉強になる pic.twitter.com/L7zGetBx2t
— obebe (@obebe) July 10, 2019