今回は元財務官僚の高橋洋一さんの動画の内容を取り上げてみます。
主要な内容として以下の2点を取り上げます。
・岸田首相とアメリカのバイデン大統領のテレビでの会談について→直接会って2人だけの話ができていない。安倍さんの時と大違い。
・アメリカはシェールガスの増産をするべき。そうすれば欧州各国がロシアからのガスに頼っている状態に一石を投じることができる。
2点目はTwitterでも取り上げられていました。
米国がシェール増産すればいいんじゃないの。米ガソリン価格低下、対欧州エネルギー供給、ロシア経済打撃の一石三丁→米、対ロシアでエネルギー確保準備 | 2022/1/25 – 共同通信 https://t.co/SZ70qP9iTy
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) January 25, 2022
以下、アメリカのシェールガスの増産について少し書いてみます。
まず、シェールガスとは何か?→従来とは異なる地層で採れる石油ガスのこと。いくつか動画を紹介します。
さて、アメリカがシェールガスの増産の際に問題となることの一つに環境の問題があります。バイデン大統領は民主党の大統領ということで、環境問題にうるさい左派系支持層の意見に耳を傾ける必要があります。ロシアにガス供給を受けて首根っこを握られているヨーロッパ諸国を助けるためとはいえ、環境問題の原因となりうるシェールガスの増産ができるのでしょうか。
米国は気候変動を国家安全保障上の脅威と位置づけているので、シェール増産はできないのです。
脱炭素で日米欧は自滅への道を進んでいます。「米国家安全保障上の脅威」に格上げされた気候変動問題 https://t.co/Q6ncpKG9fM @WEDGE_Infinityより
— 井上雅夫(IPCC報告書研究家) (@co2tw) January 26, 2022
色々な思惑が複雑に絡み合っており、今後どのように進展するのか予想が難しいところです。