北方領土は日本固有の領土です。さて、北方領土の他にこの地域における日本の領土として重要なものに南樺太と千島列島があります。この両者の帰属には様々な考え方がありますが、日本のものと考える方も多く、それなりに検討する価値はあるのではないかと思います。
どういうことか、北方領土のマスコットキャラクターのSNSコメントを紹介します。
今日から4回にわたって、北方領土が日本固有の領土であることを、地図を使って条約的経緯から紹介するッピ!
北方領土の色を覚えておいてネ♪
まずは1855年に締結された「日魯通好条約」で
日本とロシアの国境は、択捉島とウルップ島の間に決められたッピ#日魯通好条約 pic.twitter.com/kYY12HHhBe— 北方領土エリカちゃん (@hoppou_erika) May 18, 2021
続いては、「樺太千島交換条約」だッピ。
1875年、日本は千島列島をロシアから譲り受けるかわりに、樺太全島を放棄したピ!この条約では千島列島として
ウルップ島以北の18の島の名前をあげているけど、
択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の北方領土は
含まれていないピ。色を覚えておいてッピ❤ pic.twitter.com/qvV16H76Is
— 北方領土エリカちゃん (@hoppou_erika) May 19, 2021
今度は「ポーツマス条約」だッピ!
1905年に日露戦争終結のために結ばれたこの条約によって、北緯50 度以南の樺太が日本の領土となったッピ。北方領土の色は覚えておいてほしいッピ❤#ポーツマス条約 pic.twitter.com/n4lxtta7UR
— 北方領土エリカちゃん (@hoppou_erika) May 20, 2021
最後は「サンフランシスコ平和条約」だピ
1951年、日本は千島列島と南樺太を放棄したけど、
放棄した地域の帰属先は決められていないッピどれどれ北方領土の色は?
条約的に見てずっと赤色のままだッピ!北方領土は疑いもなく日本固有の領土なんだピ! pic.twitter.com/HhMaFW7QFO
— 北方領土エリカちゃん (@hoppou_erika) May 21, 2021
1951年に日本が放棄した南樺太と千島列島の帰属先は決められていません。なぜソ連→ロシアが自分のものにしているのか、このあたりは日本人であれば疑問を持つべきでしょう。
日本は一度、千島列島と南樺太を放棄していますが、それは自分の意思ではありません。ソ連が犯した騙し討ち侵略のせい、そうせざるを得なかっただけです。正義は日本にあるのです。更にソ連が条約に署名していないし、そもそもソ連に主権が移譲された条約はどこもありません。https://t.co/l1bMtrCtZq
— グレンコ アンドリー(新刊「NATOの教訓」発売中) (@Gurenko_Andrii) March 16, 2020
https://twitter.com/8ueBd6tf29iYRpZ/status/1365633354280759302?s=20
樺太に関する活動をされている全国樺太連盟の動画を紹介します。
残念ながら全国樺太連盟の活動は継続できなくなってしまいました…。
【戦後76年】全国樺太連盟、活動に終止符 歴史の継承願うhttps://t.co/5yyDhaqhzG
複雑な状況に置かれた故郷を思い、戦没者慰霊などに取り組んできたが、会員の高齢化や減少が著しく活動に終止符を打った。
記憶の風化は進み、元会員らは「歴史の真実を次世代に引き継いでほしい」と切望している。
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 13, 2021
私なりにできることはやっていこうと思います。ひとまずは、南樺太と千島列島について日本人の理解を広めることは継続していくつもりです。
領土問題は日本人にとって、解決が非常に難しい問題ですが、解決には日本人の世論の喚起が欠かせないでしょう。
以前の記事の記載を再度紹介します。
現在も北方領土を実質支配しているロシア(旧ソ連)について憲政史家の倉山満さんの以下の書籍に興味深い記載がありました。
ロシアの法則
一、何があっても外交で生き残る
二、とにかく自分を大きく見せる
三、絶対に(大国相手の)二正面作戦はしない
四、戦争の財源はどうにかしてひねりだす
五、弱いヤツはつぶす
六、受けた恩は必ず仇で返す
七、約束を破ったときこそ自己正当化する
八、どうにもならなくなったらキレイゴトでごまかす
思い当たるところが多々あります。非常に厄介な隣国であるという意識が必要でしょう。