国会・参議院には行政に対する苦情窓口というものあります。
参議院ウェブサイトのトップページからリンクが張られています。
ここから行政に対する苦情を伝えることができます。ここに伝えられた意見は月ごとにまとめられて、参議院の行政監視委員会所属の議員に伝えられます。私は行政監視委員会に所属しており、伝えられた意見をまとめた報告書が毎月届きます。
過去数か月の報告書について、以前ブログ記事で公開をさせていただきました。
令和3年10月の報告書が届きましたので、今回もここで公開をさせていただきます。紙の報告書をスキャンしたものになります。※写真は9月分のものです。
行政に対する苦情 2021年10月(PDF 308KB)
令和3年10月は12件の苦情報告があります。
参考までに昨年(令和2年)では、6月の苦情は129件、7月の苦情は111件、8月の苦情は82件、9月の苦情は53件、10月の苦情は74件、11月の苦情は47件、12月の苦情は52件でした。今年(令和3年)1月は107件、2月は27件、3月は62件、4月は29件、5月は23件、6月は20件、7月は14件、8月は15件、9月は17件の苦情報告がありました。
どんな意見が届いているのか、興味のある方はPDFファイルを開いて見てください。
今回は12件の苦情報告で、数としては3桁の時もあった以前に比べると控えめでした。内容としてはバラエティに富むと思います。今回はこちら↓を抜粋してみます。
[所得の分配について]
衆議院議員総選挙を控え、政府は格差是正のため、「分配」という言葉を使い給付金の支給を計画しているようだが、その原資は税金であることから「再分配」という言葉を用いるべきである。
再分配には多くの労力と費用がかかり、支給対象を限定すると不公平が生じる。
最も効率的で公平であるのは消費税の減税を実施することであり、消費税の逆進性により特に低所得者に対して効果的であることから、すぐにでも取り組むべきである。
消費税減税を求める意見です。私を含め、これを求める声は多いですが、なかなか実現しません。
給付金は、
お金を配った先の人は次は我が党に投票してください
ということだけが目的。配った先でどうなろうと、配ること自体が目的なので問題がない。
減税は「何かすること」でメリットを受けるので、国民も単純に配られるだけでなく、経済を動かすことに参加する。
どちらが良いかは明白。
— ワタセユウヤ #減税する政治家を応援する人 (@yuyawatase) November 6, 2021
動画のコメント欄の内容がなかなか面白いと思いました。
何はともあれ、行政に対して意見があれば、参議院行政に対する苦情窓口にどんどん送りましょう。
もちろん、私宛にメールなどで送っていただいても結構です。
ところで、今後のNHK党の選挙方針である「諸派党構想」に関する書籍が発売予定となりました。NHK党をよく取材いただいているライターさん(立花孝志かく闘えり、のライターさん)が書かれたものです。もしよければ書店や図書館などで手に取ってみてください。