昨年の12月に、公立病院と民間病院での新型コロナ患者受入の違いについて記事を書きました。
記事から要点を抽出してみます。
・民間病院が新型コロナ患者受入に消極的な姿勢であることにより、公立病院に負担がかかり、医療状況が逼迫する原因となっている。
・医療状況が逼迫する状況を改善するために、政府は新型コロナ患者受入体制を整える病院に対して補助する方針を打ち出している。
この記事を書いてから8か月以上が経過しました。今更ですが、この新型コロナ患者受入状況における公立病院と民間病院の違いについて厚生労働省の資料を参考に見てみます。
医療機関の新型コロナウイルス感染症患者の受入状況等について(補足資料)[293KB]
↑の図は非常に分かりやすいと思いました。病院の規模別、そして公立・民間病院別で新型コロナ患者受入実績がまとめられています。以下、端的にまとめてみます。
・受入実績の違いは、公立・民間の違いよりも病院規模による違いが大きい。
・規模が小さな病院ほど新型コロナ患者受入実績が乏しい。
上で紹介したリンク先のPDFファイルの資料にはこのようなグラフもあります。
公立・民間病院ともに、新型コロナ患者受入を増やしてきている、と思われます。
上で紹介したリンク先のPDFファイルの資料にはこのようなグラフもあります。
公立・民間病院ともに、人工呼吸器を必要とするような(ある程度重症の)新型コロナ患者受入も増やしてきている、と思われます。
少しずつ対応はしているものの、現在のように患者増加が激しすぎると対応しきれないということなのでしょう。
各人ができることとしては、まずは自分が感染しないように気を付ける、ということでしょうか。私自身もこれまで通り、感染しないように気を付けていくつもりです。