本日、感染症専門医の方による次のようなツイートがありました。
本当に今回は最大波です。中等症と重症のみで6名入り、入院患者数と重症者も過去最多です。まだまだ増えるでしょう。臨時プレハブ病床も稼働します。うちは近日中に受け入れ不能になります。これ以上、申し訳ないですが国民の命は守れそうもないです。そういえばまだ埼玉はマンボウだったっけ
— 岡 秀昭 (感染症専門医) (@profidokamdphd) July 26, 2021
感染症専門医の第一人者の一人と言っていい岡秀昭ドクターです。埼玉総合医療センター(@川越市)の病床が近々満床になることが予想されるとのことです。
もちろん、病院はこの病院以外にもたくさんあります。というわけでこの病院の状況のみならず、埼玉県内の他の病院の病床も考慮すべきではあります。そこで、埼玉県内の病床利用率を調べてみます。
7月26日 確保病床使用率:49.6% 重症者用病床使用率:22.4%
埼玉県はこのように確保病床使用率と重傷者用病床使用率を分けた上で見やすいグラフが作られているのがいいですね。それはさておき、確保病床使用率も重症者用病床使用率も増加傾向です。数字だけを見ればまだ余裕はあるように思えますが、特に現在のデルタ株の感染のしやすさを考慮すると、現場での危機感や疲労感は相当なものなのでしょう。
このコロナ禍で、日本は数回に渡って緊急事態宣言が出ています。この緊急事態宣言の主な意義は、医療の逼迫を防ぐためのものであると承知しています。医療が逼迫すると、何かあった際に病院を受診しようとしても受診できない、であったり、病院が救急車の受け入れができない、ということが起こりえます。
あくまで個人的な意見ですが、緊急事態宣言は、国民に対してそういったことが起こり得る覚悟をしろ、つまり、平常時であれば受けられる医療が受けられなくなる事態を覚悟すべし、という意味合いで出すのはありだと思います。
以前から何度も書いていますが、皆さんにお伝えしたいこととしては、自分が感染しないように気を付けましょう、ということです。
私も気を付けて過ごそうと思います。