いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが始まります。
今回のオリンピックのスケジュールはこちら↓。
7月21日(水)から競技開始、7月23日(金)に開会式です。
このコロナ禍で様々な考えがある中でのオリンピック開催です。無観客開催の予定です。開催そのものにも、無観客開催にも是々非々がある中ですが、私は無観客開催というのは妥協案としてまずまずであると評価していることを↑の記事で書きました。
開催される以上、せっかく行われる競技については中継で観戦して楽しみたいとは思います。一方で、医療現場は大変であることも一医療人として理解しているつもりです。
以下はTBSの報道です。40、50歳台の重症患者が増加しているとのことです。
働き盛りともいえる40代・50代の重症者の増加。岡教授は医療現場にもこれまでにない負担がかかっていると指摘します。
「人工呼吸器あるいはECMOといった生命維持装置で救命を図らなければいけない。今までは80歳90歳の方ではそういった治療を患者さんや家族自体が望まなかったこともあった。40代・50代の働き盛りの方が重症化した場合、うちのお父さんお母さんという人たちですよ。ご本人たちも家族を養うような年齢ですから、 今死ぬわけにはいかないですよね。(重症)ベッドの取り合いになるのではないか」(埼玉医科大学総合医療センター 感染症科 病院長補佐 岡秀昭教授)
国内では高齢者からワクチン接種が進んでいることもあり、高齢者が重症患者として治療されることは減ってきているようです。それだけワクチンの効果があるということでしょう。一方で、それより若い年代、働き盛りの40、50歳台の重症患者が増加しているのは心配です。
とにもかくにも、オリンピック・パラリンピックは開催されます。国内のコロナ対策の正念場と言っていいのではないでしょうか。医療関係者の声として、警戒すべき波としては第5波が最後では、との意見があります。
波としては最後じゃないけど、警戒しなければならないという波としてはこれが最後だと思ってます。おそらく第6波も来るでしょうけど、対応は今とは違ってるんじゃないかと。ワクチン普及で新型コロナがただの風邪になるまであと少し。先行の英国の状況を注視してます。 https://t.co/CZhSTgVOPM
— EARLのコロナツイート (@EARL_COVID19_tw) July 15, 2021
なんとか、これを最後の波にしたいという思いでワクチン接種、日常診療に当たっています。もう第5波を止めることはできないけど、これで最後にする、全国の感染症科医の気持ちは同じだと思います。
— sekkai (@sekkai) July 15, 2021
おそらく正念場はオリンピック後だと思います。第5波を無事に乗り越えられることを願いつつ、私もできることを探していきます。以前も書きましたが↓、最も重要なのは、自分が感染しないように気を付ける、ことだと思います。
皆様もお気を付けください。