東京都は新型コロナウイルス感染症対策として飲食店に時短命令をしたところ、その飲食店を経営するグローバルダイニング社が東京都を提訴するということがありました。
一方、千葉県では飲食店に対して柔軟性に富んだ対応を予定しているようです。先日の千葉県知事選挙で当選した熊谷俊人氏が早速動きました。
千葉で飲食店の独自認証制度検討、時短緩和も 熊谷俊人県知事が意向示す 産経新聞 2021.4.6 15:57
千葉県の熊谷俊人知事は６日、新型コロナウイルスの感染対策が十分に取れている飲食店を県が認証する制度を創設する意向を示した。認証を受けた店舗は時短営業要請の対象外としたり、要請を緩和したりする方向で検討を進めるという。県の対策本部会議後、記者団の取材に明らかにした。
熊谷氏によると、山梨県が昨年創設した同様の認証制度を参考に、千葉市などモデルとなる市を指定した上で段階的に実施。席と席の間隔や換気などの項目を設け、職員が店舗の取り組み状況を現地で確認した上で認証する。具体的な制度設計は今後進めるとし、開始時期は「できるだけ早期に」と述べるにとどめた。
熊谷氏は「飲食店は店舗ごとに構造や対策の有無が違うのに時短要請は一律だ。これを今後も続けるのは難しく、めりはりの利いた対策を促したい」と述べた。
一般的に施行されているような、飲食店に対する一律の時短要請・命令ではなく、店各々の状況に応じた対策をとる、ということでしょうか。一律の対策をとるよりも理にかなっているように思えます。※一律の対策に比べて、個々の対応となるためにコストがかかるなどのデメリットはあるとは思います。
今後の千葉県の施策に注目したいと思います。