以前の話になりますが、2020年5月14日、私は参議院財政金融委員会で質問に立ちました。その時の質問事項のひとつとして、日本政府が台湾の大手半導体メーカーであるTSMCを誘致するという報道（ダイヤモンド誌の記事）について経済産業省に見解を聞きました。
上の動画の質問内容は次の通りです。
0:11 巨大半導体メーカーを日本に誘致することで、日本の半導体部材メーカー等の供給先を確保し国内回帰を促すと記事にあるが、経済産業省の公式見解は？
3:18 日本政府による半導体産業の国内回帰を目指す動きが出た場合、日本政策投資銀行は支援されるのか？
5:24 現在、第二次補正予算の編成中だと思うが消費税減税は想定しているのか？
6:59 100人超の自民党議員が消費税減税を求めているが、麻生大臣、今後の可能性は？
8:57 森友学園に寄付したが拒否されたように、民事再生のために提供されたお金を受け取らず拒否する事は管財人としての注意義務違反にならないのか？
12:19 700人超の国会議員全員に電話帳並の厚さの予算書・決算書を配布しているが、議員会館のゴミ捨て場に捨てられているというのは事実か？
15:01 (質問ではない)新型コロナ対策のコスト・労力に対する追加診療報酬の安さ、それによる診療拒否・たらい回しの発生
参考リンクは以下の通りです。
日本が大手半導体メーカーの米インテル・台TSMCを国内誘致へ【スクープ】ダイヤモンド編集部
坂本前社長が語る｢エルピーダ倒産｣の全貌 東洋経済 2013/10/20
以上は今回の記事の前置きです。
先日このような記事が出ました。
台湾ＴＳＭＣの研究開発拠点設置、国内半導体産業の活性化に期待＝経産相 ロイター 2021年2月12日12:20
［東京 １２日 ロイター］ – 梶山弘志経済産業相は１２日の閣議後会見で、半導体受託生産大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が日本に研究開発を目的とした子会社の設立を決めたことについて「歓迎する」と述べるとともに、国内半導体産業の活性化に期待を示した。
梶山経産相は「我が国が強みを有する材料、装置メーカーとの連携が促進され、国内半導体産業の活性化につながることを期待している」と述べた。
友好国の台湾の大企業が日本で研究所を作るというのは明るいニュースではないでしょうか。この記事冒頭で紹介した2020年5月参議院財政金融委員会では、TSMCの日本誘致に関して経済産業省の見解ははっきりとしたものではありませんでしたが、経済産業省はこの件に関してはしっかりと仕事をしていたように思います。
TSMCの件はチャンネルくららでも好意的に取り上げられています。
今回の記事では、以前の委員会での質問内容と関連するニュースを紹介させてもらいました。