アメリカ大統領選挙から2か月が経過しました。
日本時間の11月4日にはこんなことをつぶやいていました。
現在アメリカ大統領選挙が盛り上がっております。結果が気になるところではありますが、郵便投票などの開票トラブル次第では、1月20日の就任式まで揉める可能性を頭の片隅に置いておきたいところです。#アメリカ大統領選挙 https://t.co/nxQNZ2WVLq
— 浜田 聡 参議院議員 NHKから自国民を守る党 YouTubeチャンネル登録お願いします (@satoshi_hamada) November 4, 2020
結局、11月4日には決着がつきませんでした。
現時点でもトランプ陣営は敗北宣言は出しておりません。
トランプがいまだ「敗北宣言」をしない「シンプルな理由」 現代ビジネス 2021年1月5日 木村 朗鹿児島大学名誉教授 平和学・ 国際関係論専攻
とは言うものの、事実上、バイデン氏が勝利をした形と言えるのではないでしょうか。
就任式が行われる予定である1月20日まであと2週間となりました。就任式がスムースに行われるのかどうか気になるところです。
以下、復習として一部以前の記事も転載します。
菅義偉総理大臣がバイデンに祝電を送るなど、日本政府はバイデン政権を想定していると思います。
また、大統領選挙と同時に行われた上院選挙では、現時点で共和党・民主党のどちらが上院の多数派になるかは決まっておりません。
米上院で共和50議席 残る議席はジョージア決選投票で 日本経済新聞 2020/11/12
米大統領選と同時に実施した連邦議会上院選をめぐり、アラスカ州で共和党現職が勝利する見通しとなった。複数の米メディアが11日報じた。共和党は非改選を含めて50議席、民主党は48議席を固めた。残る2議席は2021年1月に行う南部ジョージア州の決選投票で決着し、上院運営の主導権争いも決まる。
(中略)
民主党はジョージア州で2議席を確保すれば、獲得議席を50に伸ばせる。上院での人事承認などでは賛否が50対50になった場合、上院議長を務める副大統領の一票で最終決定する。民主党のハリス上院議員が次期副大統領に就く見通しで、民主党が50議席を確保すれば過半数を得たのとほぼ同等の影響力を行使できる。
以前も書きましたが、ここで、上院の権限を確認しておきます。
米国大統領は政権の中枢を担う約1000名の幹部スタッフの人事について上院の承認が必要です。連邦最高裁判事、長官(日本で言うところの大臣)、政府高官、大使など、上院の同意を得る必要があります。なので、民主党のバイデン大統領に対し、上院で共和党が過半数を占める場合、バイデン大統領の意中の人物を政権の要職に据えることが難しくなると言えます。
また、法律も予算も上下両院のどちらかが拒否すれば成立しません。
ということで、上院で共和党が過半数を占めると、バイデン大統領は共和党に妥協しながら政権運営をしていく必要があるため、結果がまだ決まっていない上院選挙の結果が重要と言えます。
※厳密には、裏切りやすい共和党議員がいるようなので、少しややこしいです。
焦点:米ジョージア州決選投票、バイデン政権の政策運営を左右 ロイター 2021年1月4日
焦点となるアメリカジョージア州の上院2議席の決選投票が1月5日に行われました。2議席とも事前の世論調査で接戦が予想されており、結果が判明するのに時間がかかるようです。
ただし、どうやら1議席は民主党候補が勝利宣言をしたとのことです。
米上院選決選投票、最後の1議席 民主党候補が勝利宣言 AFP 2021年1月6日 22:42 発信地:アトランタ/米国 [ 米国 北米 ]
【1月6日 AFP】(更新)米南部ジョージア州で行われた上院の残る2議席をめぐる決選投票で、民主党候補のジョン・オソフ(Jon Ossoff)氏が6日、このうちの2議席目について勝利を宣言した。
しかし現地メディアは勝者を報じておらず、また共和党の対立候補も敗北を認めていない。(c)AFP
大統領選挙・上院選挙とも決着がつくのはあと少しだけ時間がかかるように思います。
(2021年1月8日追記)
ジョージア州上院選挙では2議席とも民主党が議席獲得しました。
米両院で民主多数に ジョージア州決選投票で民主党が2議席奪還 BBC 2021年1月6日 更新 2021年1月7日
(以上追記)
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