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11月の自殺者1798人、前年比11%増…女性は19%増

先日、このような記事がありました。

11月の自殺者1798人、前年比11%増…女性は19%増 読売新聞 2020/12/10

 11月の全国の自殺者は1798人(速報値)で、前年同月より182人多かったことが10日公表された厚生労働省と警察庁の集計でわかった。自殺者数が前年同月を上回るのは5か月連続で、厚労省は「新型コロナウイルス流行の長期化で生活苦や家庭などの悩みが深刻化している」と分析する。

(中略)

コロナ禍の中で、特に女性の自殺者の増加が目立つ。厚労省によると、10月の20~50歳代女性の自殺者は492人で、前年同月(243人)の2倍に急増した。その背景として厚労省は▽非正規雇用の失業者は女性の方が多い▽家庭内暴力(DV)の相談件数が全国で5割増えた――などを挙げ、「コロナ禍で浮き彫りになった複数の問題が自殺増に影響している可能性がある」と分析する。

(以下略)

自殺者が増加しており、深刻な状況です。

新型コロナウイルス感染症流行の長期化で生活苦や家庭などの悩みが深刻化している影響は当然考えられるのですが、新型コロナウイルス感染症の前から、日本では若年層の自殺の割合が他の先進国に比べて高いことが指摘されています。

若年層、死因1位が「自殺」 先進国で日本のみ…深刻な事態 産経新聞 2020.10.28

↑の記事の中で次のように書かれています。

「さらに分析しないといけない課題。はっきりしたことは言えない」。若年層の自殺者数が減らない要因を問われ、厚労省の担当者はこう言葉を濁した。

若年層の自殺者数が減らない要因については分析を待ちたいところです。

ところで、5W1Hという言葉があります。

5W1Hとは?

5W1Hとは

Who(だれが)、
When(いつ)、
Where(どこで)、
What(なにを)、
Why(なぜ)、
How(どのように)

を指し示す言葉です。

この中で、最も難しい問いはどれでしょうか?つまり、Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)のうち、一番答えを出すのが難しいのはどれか?ということです。

それは…

Why(なぜ)、が最も答えを出すのが難しい問いになります。

他の5つ、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、How(どのように)は、いずれも事実がわかれば答えが出ます。しかし、Why(なぜ)、だけはある事象に関連する事実がわかっても、必ずしも因果関係がわかるわけではありません。そして、答えがあるとしても、それががひとつとは限りません。

先日、感染症専門医の岩田健太郎氏の書籍↓を読んでいたらこのことについて書かれていました。

インフルエンザがなぜ毎年流行するのか?について理由が気になる方は読んでみてはいかがでしょうか?※今年はインフルエンザ罹患者数が例年に比べて少ないようです。

話を自殺に戻すと、先進国で日本のみ若年層の自殺者数が多い要因については、様々な可能性を考慮しつつ、考えていきたいところです。

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