サイトアイコン 参議院議員 浜田聡のブログ

大統領はバイデンでほぼ決まり 後は大統領の権限を制限する上院選挙がポイント

昨日に引き続き、アメリカ大統領選挙に関する話を書いていきます。

大統領選挙はおそらくバイデンが勝利すると思われます。その後、トランプ大統領が法廷闘争をするようですが、この結果がどうなるかは未知数です。

とりあえず、法廷闘争はさておき、バイデン大統領を想定した上で進めてきます。

今回、大統領選挙が大きな注目を集めていますが、アメリカでは同時に大きな選挙が行われています。

・連邦議会上院選挙 定数100 今回の改選議席数35

・連邦議会下院選挙 定数435

※いくつかの州知事選挙も行われています。

選挙結果は色々なサイトで確認可能ですが、ここでは個人的に見やすいと思うロイター通信を紹介します。

まず上院選挙。※2020年11月6日の情勢↓

※ジョージア州の補欠選挙は3候補が出馬し、どの候補も過半数を越えなかったために上位2候補(共和党候補と民主党候補)で2021年1月に決選投票の予定です。

ジョージア州上院補選、ロフラー氏とウォーノック氏の決選投票に-AP

そして下院選挙。※2020年11月6日の情勢↓

ここで、アメリカの政治を語らせると国内では右に出るものはいないと言われる渡瀬裕哉さんのツイートを紹介します。

下院は民主党が選挙前に引き続き過半数、上院は共和党が過半数または同数とのことです。

ここで、上院の権限を確認しておきます。

米国大統領は政権の中枢を担う約1000名の幹部スタッフの人事について上院の承認が必要です。連邦最高裁判事、長官(日本で言うところの大臣)、政府高官、大使など、上院の同意を得る必要があります。なので、民主党のバイデン大統領に対し、上院で共和党が過半数を占める場合、バイデン大統領の意中の人物を政権の要職に据えることが難しくなると言えます。

また、法律も予算も上下両院のどちらかが拒否すれば成立しません。

ということで、上院で共和党が過半数を占めると、バイデン大統領は共和党に妥協しながら政権運営をしていく必要があるため、結果がまだ決まっていない上院選挙の結果が重要と言えます。

今後のアメリカ、そして世界と日本を予測するうえでこの本↓、おススメです。

(以下、2020年11月7日追記)

渡瀬裕哉さんの訂正ツイートがあるので追記します。

モバイルバージョンを終了