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日本の借金についての見解 竹中平蔵さんの意見を参考に

先日、YouTubeで動画を見ていてふと目に留まったものがありました。AbemaTVのNewsBAR橋下という番組でゲストが竹中平蔵さんの回です。

YouTube上では番組の一部なのですが、面白かったので全編をこちら↓で見ました。

NewsBAR橋下 | 本編 #45 ゲストに竹中平蔵氏を迎え消費税増税・軽減税率についてほろ酔いトーク 2019年10月10日放送

竹中平蔵さんに関しては賛否両論があり、その極端さはすさまじいものがあるように思います。ここでは否定論はさておき、番組内でいわゆる「日本の借金(国債)」についての話があり、以下にポイントをまとめます。

・借金だけ見てはいけない。日本政府はたくさんの資産も持っている。

・日銀と政府のバランスシートを統合すると、国債の半分は日銀が持っている(→その分政府の借金額は相殺されると考えることもできる)。

・GDP(国内での儲け)の伸びと借金の伸びでどちらが大きいのか、が大事。

いずれもなるほどと思いますし、新聞テレビがなぜか報道しない内容です。個人的には新聞テレビの情報に流され過ぎずに多くの人に考えてもらいたいです。

あと、1点目で述べられている資産は儲けを生み出す源になるという点を付け加えたいです。

2点目については、以前国会の財政金融委員会で取り上げたことがあります。

その他、番組では竹中平蔵さんと橋下徹さんとで色々と興味深いことが話されていました。以下、羅列していきます。

・消費税が10%に増額したことについて。日用品の消費の落ち込みはあまり重要でない。住宅・自動車・家電などの消費が大事。前回の5→8%への時と異なり、駆け込み需要を避けるような工夫されていた。増税後の購入が得になるように工夫。

・輸出のGDP比率 日本は16%。ドイツは46%。https://toyokeizai.net/articles/-/265703?page=5

・経済財政諮問会議は以前はガチンコ。3日後に議事録が公表されていた。しかし最近は予定調和となっている。

・歳出は改革の余地あり。特に年金。年金制度ができた1960年代は平均寿命66歳。年金受給できる期間は多くの人が数年間のみだった。が、現在は平均寿命がのびて年金受給期間が長くなった。

・マクロ経済スライドのように自動的に計算して給付額を調整する制度が必要になってくるのでは。平均寿命に合わせて引き上げ年齢を決めるべき。

・日本の軽減税率はややこしい。あまりいい制度ではない。食料品は8%、水道の水は10%(サービス)、エビアンは8%、オロナミンCは8%、リポビタンDは10%。

・消費増税の際に緩和策として当初の財務省案は良かった。還付案、マイナンバーカードを利用する。それを政治が否定してややこしい制度(現在の軽減税率)になった。

・軽減税率は高いもの(住宅や自動車など)に対してかけるべき。

・日本の家計1800兆円を銀行に預けるとあまり利益なし。しかし投資に回して1%利回り出ると18兆円。→消費税増税分を超える。

大変勉強になりました。今後も少しずつ勉強していこうと思います。

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